フィリピンを歩いてみた④〜いわゆるフィールドワークです〜

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フィリピンを歩いてみたシリーズ、
おそらくファイナルです。

「歩く」...それはなんら特別に感じない日常。
しかし、少し感じてみるだけで/アンテナを張ってみるだけで、世界が、社会が、少しずつ見えてきます。

これはいわゆる「フィールドワーク」という学問で、僕が中央大学文学部、社会学を専攻して学んだものです。

今になって、あそこで学んだことは本当に役に立っているなと思います。

旅人にとって、1番大切なものは、
「情報」これは間違いないと思います。
自分の身を守るためにも、情報は欠かせません。

しかし情報は、知識は、この情報社会の中で集めようと思えば誰にでも簡単に集められます。
”ググれ”ばいい。それだけです。

しかし、情報を感じ取る能力、アイデア、想像力、発想力、発想の転換、先を読む力、

これらは、”センス”や”才能”に近い。
誰にでも出来る技ではないと思ってます。
そんな力をこの旅で少しでも、得れたらなと思うこの頃です。
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フィリピンの夜は静かです。


さて!今回は、5/9に行われる選挙から、社会を見てみよう!!

その日は、フィリピンの祝日なんです!
働くのも、お酒を飲むのも基本的にダメみたい!語学学校もお休みで、ご飯も授業もない!!!

なんと、フィリピンの選挙の投票率は7割超え!みんな、政治に関心があるみたい。
凄いですね。
たしかに、綺麗な高層ビルが立ち並ぶ横に、ホームレスやストリートチルドレンがいる。
問題をまだまだ抱えてる国です。


フィリピンの主な問題は、
①麻薬やドラック
②経済発展による自然破壊
③警察官や政府の汚職問題

みたいです。あれ、スラム街や有名なごみ山は...?って感じですが、
英語の先生にそこら辺聞いてみました。
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フィリピン人の中でも、スラム街やゴミ山に住んでる人のことを”同じ”フィリピン人として気にかけてないようです。なんとも寂しい。
これは、何名かの先生(いわゆる裕福層の)に聞いただけなので、信憑性に欠けますが、”発展するために迷惑な存在”という認識みたい。

まぁ日本のメディアもゴミ屋敷を叩くけど、
たしかに迷惑だけど、なんか寂しいなって思います。

危険ドラックの問題も深刻で、
安く簡単に手に入るみたい。だから、ストリートチルドレンに偽善で小銭をあげても、ドラックを買うのに使ってしまう(親or本人)から
少ないお金では何も解決できないんだなって思います。
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前回最後に載せたこのバンド。
これは、立候補者の名前が書かれていて、
応援している人たちはみんな付けています。
ユニークなアピール方法ですよね。
他には、朝っぱらから名曲”September”をカラオケで歌って応援してもらう候補者とかいます。

僕たち生徒は、選挙カーに近づくなと言われています。政治に対してみんな熱くなるみたいで、テロに巻き込まれる可能性があるからと。


選挙の投票率が7割超える。それって、
「本気で国を変えたいと思ってる人が多い」
ってことなんだよな。

日本の投票率の少なさを話したら、先生たちは驚いていました。
たしかに、平和だし、安全だし、今の暮らしに文句のない若者は、「国を変えたい」と、なかなか思えないのかもなぁ。

ただ、最近は 皆さんご存知のとおり、
いろいろと日本の政治が変わってきてるから、
一部の若者が動き始め、一部のメディアがそれを取り上げってなってるけどね!(あんまりここに触れると怖いのであんまり語らん)


なんだかんだ、これ、続くわ!笑
ごめん!フィリピンを歩いてみた⑤に続く!!!たぶん!笑