「検索」より「探索」〜誰も知らないパンガン島!フルムーンパーティ編最終話〜
フルムーンパーティ翌日。
パーティーだけで、その島を知った気になるのはよくないと思い僕は宿を移し長いすることに。
海岸近くの定食屋で、チャーハンを食べていると、原付バイクにまたがった元気そうな若者が、僕の前で止まった。
ここで再び、以前話していた
「出会う人間とは出会い、出会わない人間とは出会わない」
ということを実感する。
雄大だ。彼とは、昨日何千人といたパーティーの中ではぐれてしまった。
飯屋ではぐれたあとの”面白話”を語り合って(やはり彼の内容はここでは書けない笑)
その日は、バイクで島を探索することに。
バイクレンタルは1日150バーツ。500円しないくらいだ。
「よし!島一周してみようぜ!」というノリだ。
パンガン島は、いわゆる”パーティアイランド”という情報しかなく、
どこのキュレーションサイトを覗いても(TABIPPO含め)、フルムーンパーティのことしか書いていない。
これは、現代の旅人あるあるでもあるのかな?と思うのだが、
「答え合わせ」の旅にしてほしくないのだ。
やはり、事前に集めた情報を元に旅をすると、その内容を見て”答え合わせ”で満足しがちではないだろうか。
「あ〜綺麗だった!」
「あ〜おいしかった!」
「やっぱり、○○に載ってるだけあるね!」
そうなりがちだ。
それって、”探究心”を失ってる。
”開拓する心”を失ってる。
やっぱり、行動力ある人とか、
勢いある人って、誰もしたことないことする人で、開拓する人かなって思う。
一見彼らは、”周囲と同じことをしていないので” 日本では、白い目で見られるが、後になって周囲は「その意味」を理解出来たりするものだ。
当時、中央大学スキー部だった僕は、
「部活動」だけの日々に嫌気がさして、ゼミやアルバイト、インターンやボランティアといったことを積極していた時期があった。
あの頃は、おそらく部員に白い目で見られていたが、今年度のあたまから、就活を始めた後輩にはようやくその意味が分かったとか。
「検索」より「探索」
現代の旅人よ。探究心を忘れないで!
話を男2人旅原付バイク旅に戻そう。
パンガン島の情報が全くないので、とにかく走ることに。
こんなに綺麗な景色が、この島にはあった。(この辺の内容は、TABIPPOの記事で書く予定です)
マジで綺麗。
面白いのは、この公園。
これならジムに通う必要ないね。笑
そんな感じで、
ある種、誰も知らない島を探索した1日だった。
そして、その翌日。
ついに僕はバンコクに向かう。
”タイ・バンコク”
その響きは、魅力的でエキゾチックな夜を想像させる。
しかし一方、今までの旅で1番不安が募る場所でもある。
フルムーンパーティでは、何もなかったが、
ドラッグ、マフィア、レディボーイ、強盗、停電、詐欺師、虫、なんとなく汚い...
不安を出せばキリがないが、僕の旅は続くのであった。