”外見”に勝る”内面”はない〜古びたタイフードのお店が教えてくれた「本質」とは〜
ピピ島で立ち寄ったタイフードのお店。
外見はボロボロで、お客もゼロ。
さらには、店の電気が付いていない。
最終的に、僕が食べ終わるまでのお客はゼロだった。
しかし”ライス無料”と、学生に嬉しい響きにつられ、1人で入店した。
注文したのは”グリーンカレー”
ライスは2倍にして欲しいと頼んだ。
僕はグリーンカレーが大好きなので、マレーシアから幾度となく食べてきた。
注文から5分後。熱々のグリーンカレーが古びたのランチョンマットの上に出てきた。
どれどれ...と、ひとくちすすると、
驚いた。
程よいココナッツの風味、辛み、そして、贅沢にもチキンがたくさん入っていた。
今まで食べたグリーンカレーの中で1番美味しかった。
かなりオシャレなお店で食べたグリーンカレーもあった。
そこのグリーンカレーの何倍も美味しかった80バーツの薄暗い店で食べたカレー。
つまり何が言いたいのかというと、
「中身に勝る外見はない」ってことだ。
間違いなく外見は”良い”に越したことはない。
それは、”TOEICのスコア”であり、”お金”であるように。良いに越したことはない。
でも、ただ それだけだ。
”本質”ってものを、僕たち日本人、特には若者はよく見落としがちだと感じる。
「本当に大切なものとは?」
英語が本当に喋りたいなら、
TOEICのスコアよりも、コミュニケーションスキルということ、
幸せになりたいのならば、
お金よりも、時間だったり、愛だったりすること、
そして最後に、
結局、愛されるのは、”外見”よりも”中身”ということ。
間違いなく”外見”も大切だ。
しかしそれは”本質”ではない。
「”本質”を見抜ける人間がどうか、
世界はいつも僕らを試してくる。」
そう著者は感じ、店を後にした。