事件解決後シェムリアップ最終日〜ありがとうケンちゃん!旅は見送り見送られ〜

シェムリアップ5日目。

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ケンさんを見送った後、
この日はケンちゃんにシェムリアップを案内してもらうことに。

 

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ややこしいかもしれないけど、

このイカツメの人がケンさんで、

 

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こっちのどう考えても柔らかそうな人がケンちゃん。

 

ケンちゃんは、医学療法師としてシェムリアップでお仕事をしている。

 

そして趣味で始めた”スイーツ作り”以前紹介したFFFのスイーツはケンちゃんが作っているものだ。

チェックアウトを済まし、ケンちゃんと外に。

 

 

うわぁ〜!なんか、事件も解決して、
心がすっきり!深く深呼吸して、大きく伸びをした。

 

人生、”山”あり”谷”あり。

山と谷は交互に訪れ、人はどんなに気をつけていても、谷に落ちてしまう。

 

しかし、”山を登る楽しみ”は、谷に落ちた者にしか分からない。

 

大切なのは、谷から抜け出す方法を知っておくこと。

 

そして、再び山頂についたとき、
「登って来て良かったな」って思えるはず。

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このとき僕は、自分の足で解決した(多くの人たちに助けてもらいながらも)とても高い山を乗り越えた喜びに浸っていた。

 

またひとつ”困難”に打ち勝ち、

更にレベルアップ。

 

”大切な人を守れる男”になるために。
”心に余裕のある男”になるために。


さて父親はというと(事件のことを話すと)、、

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どうやら彼は相変わらず、
僕を”虎の子”に育て上げたいらしい。笑

 

昔からとんでもない教育(?)をされてきた(姉も然り)


でもね、今 ようやく父ちゃんが姉を授かった歳になってみて分かるよ。


真似は絶対しないけど、理解はできる。

俺はもっと強くなる(空に向かって)!!!

 


神様「おいおい、ケンちゃんと過ごした日の話はしないのかい?」

 

 

 

おっと忘れてた。

 


この日、ケンちゃんからカンボジアのたくさんのことを教えてもらった。

 

 

まずは、こっちに住んでみて。

 

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ケンちゃんは、僕を市場に連れてってくれた。

 

ナイトマーケットもそうなのだが、東南アジアの魅力は”朝市”にもある。

 

今まで、フィリピン・タイ・ラオスと来たが、ここカンボジアの朝市が1番衝撃的かも。


もうなんでもあり。
カンボジアドンキホーテ

 

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魚の干物やサンダル、ニワトリちゃん。

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豚の頭の横で、下着が売られてたり、

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さっきまで肉捌いてたとこで、
急に服のセールが始まったりね!

 

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相変わらず気になるマンゴースチン。
ちょっと、どこの商社も目つけてないなら、輸入業はじめちゃうよー?笑

 

と、東南アジアの市場はどこも賑やかでその国を感じられる。


決してガイドブックに載ってないんだけど、是非行ってもらいたい。

 

 

カンボジアの物価は非常に安い。
今までの国の中でも1番やすいかも。

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50セントで瓶ビールが飲めたり、
1時間マッサージが3ドルだったりと、驚くことが多い。

 

ここに来て、少しだけ白人が少なくなった感じもするタイは欧米人・ヨーロピアンだらけだからね。

 

そして、ケンちゃんはこんな歴史的な場所にも連れて行ってくれた。

 

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”キリングフィールド”

僕は、カンボジアに来るまでその歴史的背景を一切知らなかったんだけど、

 

とゆーか、どの国も入ってから、歩いて、触れてみて、実際に調べて(ググったりして)勉強するスタイルなんだけど、

 

実はその訪れた国の
「なんでだろう?」とかはすごい勉強してて、ブログでまとめちゃうと、このブログ、大学の講義みたいになっちゃうからしないけど、


実はしっかりその国を知ってから、次の国行くようにしてる。

 

で、何が言いたいかというと、


カンボジアの歴史は行く前に絶対知っておくべき。

 

少しだけ話すね(レポートにならないように)

 

この”キリングフィールド”は
ほんの3、40年前まで、処刑場だったの。

 

このカンボジアに、700箇所以上(?)あって、
カンボジアでは大虐殺が繰り返されてたの。

 

なんと国民の4分の1の人が殺されて、今ではカンボジアの平均年齢29.9歳。なんと僕と同い年。

 

確かに街を歩いていて、お年寄りの方がいないわけよ。みんな若いの。


4分の1ってヤバいよね。僕のインスタグラムのフォロワーさんの中から650人殺されるわけよ。

 

でもって、なんで大虐殺?ってなるでしょ。

 

”クメールルージュ(組織名)”のポルポトっていうリーダーが国を支配して、国を作り直そう!って思ったの。

 

で、「昔の生活って、人と人とが密接に繋がってていいよね!なんだか、現代人ってヨソヨソしくて、いい国を作るには不必要だな!農民万歳!」

 

って思って、頭がいい人を殺し始めたの。


最初は、医者、弁護士、先生。


外国語が話せる人、海外に行ったことある人。


ついには、”メガネをかけているだけ”で殺されたんだよ。

 

どうする?安倍総理が、
「日本をつくりなおしまーす!」って言って、こんな独裁政治をし始めたら。怖くてたまんない。

 

だから、平均年齢22.9歳。

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これがどういうことかと言うと、
今の子供たちは”教育をしてくれる人”がいないわけ。


だから、教育もままならないわけよ。

 

そういった問題に直面しながらも、
「他国のことだから関係ない」と思わず、懸命にカンボジアを変えようと努力している日本人の人たちがたくさんいるわけ。

 

それがFFFでこの前であったあの人達。

そんな話を聞いて、僕にとってアンコールワットよりも価値のある場所。それがここ、シェムリアップにあるわけ。

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ぜひ、シェムリアップに訪れた際は

”フルーツフレッシュファクトリー”へ

美味しいシェイクとカンボジアをよく知るには必見です!

 

どうか旅をする際は、
「良かった〜楽しかった!」だけでなく、より”深み”のある旅をオススメする。

 

 

ここシェムリアップのキリングフィールドは、とても小さいものだが、首都”プノンペン”には、一番大きいキリングフィールドがあるそうだ。

 

僕は、「命」というものを理解するために”キリングフィールド”を目的にプノンペンに向かうことを決心した。

 

 

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...おぉ!バイクに5人乗り!?
フィリピンで大人4人で乗っていたとき二度見されたが5人はすごい。
1番後ろの子、リュック空いてるけど大丈夫かぁ〜?笑

 

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その後、コカコーラのイベントがたまたまやっていたのでケンちゃんと寄ってみることに。
そういえば、カンボジアに来て”広告”を見ていない。

 

東南アジアを旅していて、”美の中心”が韓国寄りになっていた話は以前したが、広告の俳優女優が、韓国人っぽいのだ。


カンボジアは、そもそも広告を見かけることが少ないし、高いビルもない。

聞くと、アンコールワットより高い建物は建ててはいけないらしい。

 

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アンコールシリーズの歴史もすげぇ面白いんだよ。行く前日にパブストリートで歴史博士みたいな旅人にあって、全部教えてもらったけど!

 

よくアンコールワットとか、
アユタヤとかよく分からんけどすごい!

で終わっちゃう人いるけど、

遺跡こそ、知っておくべきだよ!
超面白いよ!遺跡に行くの!

 

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アンコールトムにはね、
”シヴァリンガ”っていう石があるんだど、これね!
インディージョーンズ2のあの石なんだよ!映画では”サンカラストーン”とか”シヴァリンガ”とかって言われてるの!

 

遺跡回ってから、インディージョーンズが見たくてたまらない。
iTunesで見るか...ペトラ遺跡(ヨルダン)までに全部見終える。

 


...そして、ここに来て僕は「運命の歯車」というものを再確認する(ネタ)

 

 

 

 

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風呂!!!!

 

 

 

 

もう一度。


風呂!!

 

 

 

夢にまで見た風呂!!!4ヶ月ぶりの湯船!!!


もう「ヤバい」しか言えなかった。染みた。染み渡った。

 


はぁ、これを書いてる今もあの気持ちよさを思い出してうっとり出来る。

 

「浴槽のありがたみ」日本にいたら気付けないよ。そんなもん。

 

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その日の夜は、ケンちゃんの友達の看護婦さん達と1mのピザ!通称1mピザを食べに!!食べ応え米歳。

 


そして、最後。ケンちゃんの家で、

 

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”宇宙のメッセージを集める”と言われている飛行石、ラブラドライトをもらいに。

 

ラピュタの舞台になったベンメリアがある場所で飛行石もらうなんて、、!

 

なにこのファンタジー感!!

 

KEIのMPが+200になった!

 

 

僕はお礼に、ずっと旅してきた本。
アルケミスト」を。

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どんな困難もこの本と一緒に乗り越えてきた。しかし、”石”をくれるんだ。

 

僕だって、大切なものと交換。アルケミストを読んでる人なら分かるこの、”何かを捨てなければ、何かを得ることができない”というもの。

 

 

そして、”旅の幸運を祈って石をくれる”これもアルケミストみたいだ。
(あと、”世界から猫が消えたなら”も頂いた。)

 


この日の夜に、寝台バスで僕はプノンペンへ。

ケンさん(モリケン)を見送り、今度は僕が見送られる番。

 

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「ケンちゃん!ありがとう!また必ず会いましょう!!」

 

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人は見送り、見送られ、
過ぎていく時間の中で、歩き続ける。

「僕がここに導かれた理由」

 

このバスに乗り込むとき、すべての”歯車”を理解した。「運命」とは。「必然」とは。

 

僕は見送られ、旅を続ける。

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