ピンクではない”ピンクシティ”ジャイプール〜進め摩訶不思議国インド〜
僕らは怪しげなオートリキシャドライバー”イミ”と一緒に1日500ルピーで観光することに...
ホテルを出ると待ってました!と、
現れるイミ。予定の時間より早く待ち節せしていたらしい。(僕らを逃さないため)
「俺らはとりあえずお腹減ってんだ!なにか安くて美味いもの食べたい!」と言うと、サモサ屋さんに連れてってくれた。
サモサは、カレーパンみたいなんだけど、中身はポテト。1個10ルピーと安くてこれがまた美味い。
「なんだ。インド料理って少しビビってたけど、なかなかイケるではないか。」
当初の僕はそんなことを考えていた。
インドも東南アジア同様「渋滞」という問題が付き物...
それに加え、本当にうるさいクラクションが鳴り響く。どんだけ鳴らすんだってくらい、”プップーッ”と鳴らす。本当にうるさい。
日本の免許の試験では、
「信号のないところで人が道路を横切ったので、クラクションを鳴らした」
この答えは「✖️」
しかし、インドでは
「とにかくクラクションを鳴らしまくって良い」は「◎」なのだろう。
時に大暴れしたくなるほど、
クラクションを鳴らされる。しかも真後ろから。
途中の坂で、リキシャに大荷物を積んでいる青年に会った。とても大変そうだったので、オートリキシャに乗るイミが足で押す。
おぉ、良いところあるではないか!
インドでは人と人とが距離が近い分、「助け合い」ってのが日常茶飯事なんだろうな。ちょっと感心した。
さて、第1の目的地”アンベール城”に到着。ホテルから20kmくらいあったから、なかなか時間がかかった。
おぉ!これが噂の”野良牛”か!
ニューデリーでも見かけたけど、ジャイプールの方が堂々としている。
牛さんのおかげで道が大渋滞!なんて光景もよく見かける。
Wow ファンタスティック!ベイベー!な世界が広がってる。
さてさて、アンベール城。
城に入るのには500ルピー掛かるのだが、城がある山の上まで歩くのは、タダで行ける。
僕らは入場料をケチって、とにかく山を登ることに。
どうやらこの”アンベール城”
昔は山の上まで、王様(マハラジャ)は象に乗って上がっていたらしい。
だから、城の麓には象のレンタルタクシーもある。
本当に「アラジン」の世界みたい。
その光景を想像しながら登るアンベール城はとても迫力があった。
アンベール城を登っている最中でも、やっぱり日本人は珍しいみたい。写真を撮って撮ってとせがまれる。
でもって、「写真だけを撮って」ともせがまれる。つまり僕らは抜きで、彼らだけの写真をだ。
で、撮れた写真を見てにんまり満足し「サンキューっ!」という。
この行為はなんともふざけた連中だとも捉えられるし、愉快な人たちだなって思う人もいる。
絶対後者のほうが良い。
見方を変えれば、世の中はこれほどまでに面白い。
アンベール城途中にいたおっさん。
いくら写真を撮りたいって言っても、この場所から一向に微動だにしない。
1mmだって動かない。とゆーか、昼間っから何してんだこのオヤジって感じ。ずーっとぼーーーっとしている。
そんなところが面白くて、写真を一枚。とにかく今日は彼の「物思いにふける日」なのだろう。
アンベール城の1番高いところまでやってきた。結構歩いたな。1時間くらい??
近くの山々には城壁があって、この城は壁に囲まれている。
インドの歴史は紀元前から始まっているみたいで、その内容もディープだ。
昔、この国はいくつもの部族間/地域間からなり、戦いだって止むことがなかったみたい。
だから、今でも”ヒンディー語”という公用語はあっても地域ごとに何十っていう言語が存在する。
城への道の途中には、野良ヤギだっている。
野良いぬ、野良ねこ、野良ぶた、野良うし、野良やぎ、たまーにニワトリなんかが同じゴミを漁ってて、
「ブレーメンの音楽隊」を思い出す。
山の麓では、何やら”体重計”で稼いでるおっちゃんも。
インド人は体重計持ってないのかな?タイでも見かけたけど、駅とか道端に小銭を入れて体重を測る機会がたくさんある。
日本人からしたら、びっくり以外何者でもない。
さてアンベール城を後にし、
他にもジャルマハル、シティパレスと色々と連れて行ってもらった。
僕らは不良日本人お金を払ってるのだから、どこまででも突き合せる。
3人「空いてるー!」
ということで、久々にハンバーガーを食べに行くことに。
3人分注文したのに、4つ目のハンバーガーが出てきた。
そういうことか。
インドでは、お店とタクシードライバーが密接につながっており、
客を連れて来れば、ドライバーにキックバック(報酬)が入ることになっている。
美味そうにハンバーガーを食べるイミ。ちゃんとしたレストランで食べるハンバーガーだが、肉は牛ではなくチキン。
インド全域で牛肉が食べれるところはないみたい。コルカタの方に、「フライデーズ」があるとの噂だが、そこで出てくるステーキもどうやら”水牛の肉”だそうだ。
ステーキが大好きなお父さんには耐え難い国だろうな...
さて、目的地も回れたし、ハンバーガーも食べれたので、バザール行って帰ろう!と提案。
イミ「オミヤゲ、ミルダケ?ベリーチープ。No高い。ミルダケ ミルダケ」
と、どこで習ったんだよ急に。
という感じで日本語を話しかけてくる。
インド人の口癖は、
「アイハブメニメニージャパニーフレンズ」
「ミルダケ ミルダケ」
「ナガサワマサミ ココキタ!」
「No高い」
みんな口を揃ってこのセリフを言うわけだ。
まぁ絶対買わないし、言っても良いんじゃない?とみんなに提案。
3人ともインドの服を探していたしいいかなと。
インドでは、詐欺まがいなことをして
多くの商品を日本人に売りつける商法があるあるだそうだ。
そんなもの行ってみたくてしょうがない!!!笑
だって どんな手口で、多くの日本人観光客をターゲットに商売してるんだろう!いらないものを買っちゃう神経ってどんなもんだろう!
このとき 僕はワクワクしてしょうがなかった。
お店に入ると、綺麗に並ぶ
絨毯、服、布類。社長さんが出てきて、ここでも日本に行ったことがある、弟が日本人と結婚した。たくさんのブランチがあると説明。
そのブランチのひとつにバンコクがあると言っていたので、
「クン サマーッ プー ターイ?(じゃあタイ語話せんの?)」
と聞くと、まさかの少し喋れた。
コイツ 割と本物だ。しかし、物欲というものを頭に捨てている私は何も買わない。
チャイでもてなし、一生懸命 説明してもらったが、
「本当にいい話を聞けてよかったけど、僕らは学生だし、お金もないし、何もここで買うことはないよ」と説明。
「断る」...というか、意思表示をはっきりする。これはどこの国を旅してていても大切なことだ。
その後もイミのキックバック稼ぎのために何店かお店を歩き、
どこでも買わない僕らに嫌気がさしていたイミ。
「もう時間だから帰らなきゃいけない」と。
おいおい!最後はお前の行きたいところしか行ってねぇーじゃねぇか!と、イジりまくる。
バザールまで行け!というと、仕方なくイミは付き合ってくれた。
インド人は、グイッと近寄ってくるが、こっちも負けじとグイッと押すとあっさりオッケーだったりする。
値段交渉や、こういった場で。
インドではどこでも野生の猿を見るとこが出来る。中には猿に部屋を荒らされSDカードを盗まれた経験のある旅人も(笑)
...え?
「この町のどこがピンクなんだ?」だって、もちろんピンクな部分もありますよ!そう焦らず、楽しみにしててください!ちゃーんと、どピンク紹介しますから!つづく!
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