”ブルーシティ”ジョードプルで観るこの旅1番の景色〜エピソードオブアラバスタ〜
”ピンクシティ”から西に 500km
今度は”ブルーシティ”ジョードプルに到着だ。
時間の陸路移動。
電車の中で「ガンジス川でバタフライ」のドラマ版を観た。ちょっと、とゆーかかなり!
ガッカリした!長澤まさみは可愛いけど!
原作をつい最近まで読んでいて、
しかもインドにいながら観るそのドラマは、「いやいや大げさでしょうインド」と思わせる演出ばかりだった。
これから先、旅を終えてから観る
”邦画の外国のシーン”を観るたびに、
リアルと映画の差を感じてしまいガッカリしてしまうのだろうか。それはそれで悲しいな。
「知りたかったはずなのに」
「知ってしまうと不幸になること」って多々ある。
例えば、自分の好きな人の好きな人のこと知りたかったはずなのに、実際に知ってそれが自分じゃなかったとき、
「だったら知らないほうが良かった」なんて後悔する人も少なくないのではないだろうか。
...世界を旅して見えてくる”世界”は、
旅した者にしか分からない。そこにあるのは「幸」か「不幸」か。
さて、ジョードプルの駅に着くとそこには何百人っていうインド人が駅の前に寝ていた。何事かと思う僕たち。
何やら、今は”巡礼期間”だそうで、
多くのヒンドゥー教の信者が、400km徒歩で歩き、目的地を目指すという。それで、夜は駅前で体を休めその付近のお店の人たちは駅前に屋台を出す。
400km徒歩!!
東京から名古屋を過ぎたくらいまで、徒歩で歩く。もしかしたら世界一周より凄いんじゃない?と思ってしまう。
「西の”シャウエン”東の”ジョードプル”」と言われるほど、ジョードプルはブルーシティが有名だ。写真はジョードプル!青いでしょう!
シャウエンはモロッコ北部にある街。
街全体が真っ青だそう。この旅では、そこも行く予定なので、とても楽しみだ。
しかし、ジョードプルはもちろん”ブルーシティ”だけてばない。
なんと!この街、
国民的大ヒットマンガ「ワンピース」の砂の国アラバスタの舞台になっている!!!
ワンピースを読んで、世界一周したい!と思った僕にとって、こんなにテンションの上がる場所はない!!
昔は「漫画を読むと馬鹿になる」と大人たちは言ったけど、今じゃその漫画も日本の堂々としたカルチャー。
「ワンピース」に関しては、
世界で1番読まれている日本書籍だ。
なんと3億2100万部!!とんでもねぇ数字だ!
今を生きる若者の言葉を代弁させていただくと、そんな文化を重んじずにはいられない。
つまり時代は常に動いている。
僕が「ワンピース」に出会ったのは中学生の頃。
簡単に言うと、主人公の海賊・ルフィが仲間とともに世界一周して、「あるかどうか分からない宝物」を探す、超王道の少年漫画。
それを読んでから「ハラハラドキドキの大冒険」に憧れ、今の今まで、
”頭の中、少年ジャンプ”なわけだ。
そんなワンピースの”砂の国”の舞台になった、ジョードプル。テンション上がらずにはいられない。
例えばこの時計台。
アラバスタの守護神ペルーが
爆弾を抱えて飛んでいった時計台!
ね?瓜二つでしょっ!
でもってこの絵!!
これは、メヘランガル砦内の美術館に展示されている絵なんだけど、
ハナハナの実の能力者「ニコ・ロビン」のモデル!
で、その美術館。「メヘランガル砦」
とても大きくて、立派で、街のどこからでも見える。この砦なんてそのままアラバスタの”アルバーナ”だよね。
街のいたるところに、「ファルコンの紋章」があったりしてね!
こーゆー絵って、エジプトの方だけかと思っていたら、インドにもありました!
というのも、今回の旅では行けなかったけど、このジョードプルから更に西に進むと、今度は”黄金の街”と呼ばれジャイサルメールという場所がある。
ピンクシティ、ブルーシティときて、急な”黄金の街”。その理由はなんと砂漠だからだって。
確かに、ジョードプルも今までの国より砂っぽいんだよね。
もうすぐ、アラブの国々かと思うとだいぶ遠くまで来てしまったと感じる。
話をワンピースに戻すと(あれ、ワンピースブログだっけこれ?笑)
メヘランガル砦内にある、この銅像!
犬なのか、大砲なのか分からないこのデザイン!そう。名犬ラッスーなのです!!
尾田っち!(作者)
これはなんでもそのまんますぎ!!笑
けど、これ見つけた時は感動したわぁ、、本当に!よかった。
ここ最近1番のテンションの上がり方をした。
あー。ワンピース読みてぇ。
ほんと、世界一周して悲しいことランキングは、
1.日本食食べれない
2.ワンピース読めない
3.ふかふかのベッドで寝れない
4.「君の名は」見れない
5.イッテQ、ジョジョ、アメトーーク見れない。
ですよ。笑
でもそれくらいワンピース読みたーーい!ちなみに言うと、ジョジョもエジプトまでに読み返したい。笑
ちなみにジョードプルの街もこんな感じ。
インド全土で馬車をまだまだ見かける。まるでタイムスリップしたみたいだ。これって、やっぱりイギリスの植民地だったからなのかな??
この日は、マハラジャのお墓にも行った。
この写真、アラブの石油王みたいでしょ?でもね、10ルピーのサモサで頑張ってお腹いっぱいにしようとしてる石油王。
昔のインドでは逆に位の高い人は水槽しないのかな?
ヒンドゥー教徒の最大の幸せは、
「死に、そして聖なる川ガンジス川に水槽されること」らしいんだけど、
水槽されない人もいるみたい。されないと、輪廻転生から逃れられなくて、考えとしてはこの世に生き返ってくるみたいだよ。
みんな、インドと聞いて何を思い浮かべる?「タージマハル」でしょ。あれも女王様のお墓なんだよ!
その日は、”歩く旅”をしている愛ちゃんと20kmくそ暑い中歩いた。死ぬかと思った。笑
夕食で出会った家族。
インドのレストランのメニューって、全くもって絵がないの。
英語は読めるんだけど、それどんな食べ物なの?って想像がつかない。
あたふたしてる僕らを見て、こっちに来て一緒に食べようと声をかけてくれた。
ちなみに、僕が頼んだのは南インド料理のドーサ。
これはかなりイケる。パリパリっとクレープのような生地に、中には芋とカレーが入っている。
インドは芋好きにはたまんない国だ。なんにだって芋が入ってる。
その家族は、僕らにとても親切にしてくれた。やっぱりインドってとっても暖かい。
メヘランガル砦から見る景色ももちろん綺麗で有名なんだけど、俺が心からお薦めしたいのは、
メヘランガル砦の向かいの”名もなき丘”から観るジョードプルの景色。
本当にため息ついちゃうほど綺麗だった。今までの旅で1番綺麗だったかな。ブルーシティに落ちる夕日。
とっても、とっても壮大で、
いつまでも見てられるってこういうこと言うんだなって感じた。
ちなみにジョードプルは、
首都ニューデリーからだいぶ離れてるから、なかなか外国人も来ないみたい。
だからこの街の人々から僕たち外国人はとにかく珍しい。
僕が旅したインド国内で1番歓迎の色が濃かった。
どこにいっても「写真撮って!」のオンパレード。まるでハリウッド俳優になったみたい。ちなみに僕はオーランドブルームが好き。
メヘランガル砦のてっぺんのヒンドゥー寺院で付けてもらった第3の目。
インド人がよくおでこにつけてるアレは心の目、第3の目なんだ。
本質を見抜ける人間のための目。
やっぱり、僕も”本質”は見抜ける男になりたい。
ジョードプル滞在は3日間。
そんなんじゃ足りないくらい良い街だった。で、住んでる人たちもやっぱり素敵。
彼らはスーパーマーケットに”ただなんとなくいた”インド人。
ちょっとしか話してなかったのに、ジョードプルを離れる夜、わざわざ駅に見送りに来てくれた。
このおっちゃん達は、なんと
100ルピーでカレーとライス、チャパティー食べ放題にしてくれた。
味はともかく「スワディシュトゥ(ヒンディー語で美味しい)」という僕にかなりご馳走してくれた。
そして、初のカレーを手で食べる...
小学校”お受験”している僕にとって、罪悪感満載だった。(さすがに汁ものは素手はきつい)笑
さて、大好きなジョードプルに別れを告げ...次は”タージマハル”のあるアーグラーへ!
ここで初めて寝台特急で一晩を明かす。しかもランクは相変わらず下から2番目スリーパーくらす!
荷物大丈夫かなぁ...と不安と期待で眠る夜。
気づけば、僕はどこだって違和感なく寝れる旅人になっていた。
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