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ガンジス河でバタフライ

朝4:30。
とんでもなく瞼が重い朝。タージマハル然り、ここ最近 早起きが続いてるな...早起きが大の苦手の僕はベッドの重力に逆らえない。

しかし行かなくては...
そう。僕がここバラナシに来た理由。
それは、、、



「ガンジス河でバタフライ」
するため!!

朝4:45には、宿を出た。

宿からガンジス河、通称ガンガーに行くまで10分ほど細かい路地を歩く。
辺りは日が出ていないので真っ暗で、チーム北海道の先頭を僕がライトで照らした。


すると、細い道に1匹の中型犬が現れた。



...左右真逆の方向を見ている犬。
ヨダレをだらだらと垂らし、薄暗い中、こちらを見ている。



これはまずい。
この辺の宿は、夜10時以降外に出ては行けないくらい、野犬が活発に動くらしい。


インドでは、犬は夜になると完全にバイオハザード化する。
今までの国とは大違いだ。


インドでは、HIVもかなり深刻な問題になっているが、野良犬に噛まれたら一発アウト。即狂犬病だ。


いくら、日本でワクチンを打っていても、病院行き決定。




マジでやばい。
僕は基本動物が好きで、よく野良犬もしつけているのだが、この時の光景を今でも思い出すと身震いする。


犬はゆっくりと近付き、尻尾を振りながら、僕らの前で”今まで聞いたことのない”人のうめき声のような遠吠えをした。


その遠吠えはまるで、
「ここに獲物がいるぞ」と言っているようだった。


初めて”狙われる感覚”
こんな感覚、2度と味わいたくない。


これは、話に聞くと仲間を呼んでいる合図。この気持ち悪い犬は間違いなく狂犬病の犬だ。狂犬病の犬は目と、吠え方が違う。


全員慌てて 高い所に逃げたが、
僕の高台の下にあの犬は待ち構えている。本当に恐ろしい犬だった。まだ人のうめき声のような遠吠えをしている。


そのときだった。インド人がやって来て、その犬を攻撃した。
犬は慌てて逃げていった。


本当にビビった。マジで。
今の所、この旅で1番ビビった。
近くでテロが起きたプーケットにいたときよりも恐ろしかった。


久々にインド人に感謝した。
ちくしょう!言いたくないけど、
心から「ダンニャワード(ヒンドゥー語でありがとう)」だ。


今回のインド旅で覚えたのは、
ほとんどが否定する言葉。笑
ナイチャイエ(いらないよ)とか
ナイナイ!(No!)ジャナイ(あっち行け!)とかね。


つまり、どーゆーことか分かるでしょ?コミュニケーションのほとんどが、マイナスのかかる言葉!!!笑


インド行った人しか分からないあるあるだよ。笑


僕らは、薄暗い夜道を歩きながら、
ガンジス河へ向かった。
ガート(沐浴場)にはすでに多くのヒンドゥー教徒の人たちが並んでいた。


日が上がる前から、ガンジス河に入り沐浴し、体を清める者、祈りを捧げる者、涙を流す者、再びフィリピン・セブにいたときの、人生初めて行った教会”サントリーニョ教会”を思い出した。


たしかあの日も、
神に向かって祈りを捧げ、涙を流し、15m以上ある廊下を膝をつきながら歩く人を見て、無宗教の僕は色々考えさせられたっけ。


それが僕の”聖地巡礼”の原点であり、神を信じるキッカケ、祈りを捧げるキッカケ、運命や前兆、その他もろもろの「言葉や科学で説明のつかない大いなる塊」を感じる起源にもなった。


だって、僕らにはない感覚でしょ?
”何かを信じ、何かに祈りを捧げる”って。それで、膝をつきながら15m以上ある廊下を膝をつきながら、涙を流しながら、歩くんだよ??

「運命には自分で立ち向かえ」って教育されてきたけど、この時ばかりは 神を信じずにはいられない。


だから、以前も話したように
僕は教会にはよく足を運ぶ。そして、出発前には行く予定のなかった場所。

イスラエルの聖地”エルサレム”にはどうしても行きたい。

行って、キリストが十字架に磔にされ処刑され、そして再び生き返ったあの”クリスチャンの聖地”聖墳墓教会には訪れてみたい。


そんなことを思っていると、
次々にインド人は沐浴を開始する。女性はあのカラフルなサリーを着たまま沐浴するのだ。


まず勢いよく行ったのは、リンちゃん!(この後お腹壊す)

2回 頭まで潜り、沐浴完了!

2番目は僕...の前に先に愛ちゃんの説明(この後お腹壊す)



もちろん、愛ちゃんも沐浴しましたよ!笑


旅人の話を聞くと、「足首まで入っただけで高熱・嘔吐」とか、
沐浴して「3日40度近い熱が出て寝込んだ」とか。一番ヤバいので、「腸チフスになって1ヶ月入院した」って話を聞いた。


ちなみに、
ヒンドゥー教では、5歳以下の子供、妊婦、事故死、自殺してしまった人、蛇に噛まれた人(蛇はシヴァのペット)は、火葬せずガンジス河に流すとのこと。


そんな水死体も浮いている河だ。そりゃ3人に1人が高熱を起こす。ちなみに世界で5番以内に汚い河。

なんで、火葬しないかって?
ヒンドゥー教徒では、仏教と同じで
「生きてることが、最も”苦”」という考えがあって、人は死ぬと
「生まれ変わる」っていう「輪廻転生」の考えを持っているわけ。


でも、火葬してその灰をガンジス河に流すと、輪廻転生から”解脱”することが出来るわけ。

※サドゥー達は自分たちの力で、解脱しようと試みてる修行僧。


「生きてることが”苦”」だなんで、
ほら、俺も含め 日本人はなかなか思わないでしょう。

俺なんて特に、こんな生き生きしててさ、でもね、インドでは
「苦しそうに生きてる人」がたくさんいるわけ。出来れば、この苦しみから逃れたい。死にたい。でも寿命をまっとうできなければ、再び生き返っちゃうから意味ないって考えの人。


なんだか、これも考えさせられるよね。



聖なる河、ガンジス河でバタフライ!

たかのてるこさん。あなたのメッセージは、”今”を旅する若者にもしっかり届いています。


ナナちゃんにもらった「ガンジス河でバタフライ」を読んでから、絶対するって決めていたバタフライ!


聖なる河でするなんて不謹慎?だと思われるかもしれないけど、

沐浴は多種多様で、手をつないで入る者もいれば、聖なる河に来れたことではしゃぐ者もいる。なので、何も思われない。

むしろ、泳げないインド人からしたら、目を疑う光景だ。



実際あの場所に行ったら絶対出来ないよ。汚すぎて”今の僕”にしか出来ない。それなんだよ。


そこに「この旅のはじまり」を感じる。今しか出来ないから、今やる。今の僕にしか出来ないからね。



ふぅ、大満足。

さぁその後の体の調子はと、いうと...?
一度も壊しませんでした!!!
この旅に出て半年、東南アジアを旅して一度も体に問題はありません!!笑

やっぱり、体力にも自信があったし、
なんせ高校の頃から顧問の先生に
「体調管理をしっかりすること」を口すっぱく言われてたしね!笑

てか、むしろ便秘!!笑
誰やねん!インドダイエットとか歌ったやつ!
まったく便が秘!!



聖なる河で、沐浴し、体が清まった3人(ドブ臭くなった3人)
今日は、チーム北海道の解散日。リンちゃんは一足早く日本に帰る。(ちょっと羨ましい)


「今日、日本に帰る。」っていう旅人に会うと正直、ちょっとだけ、羨ましい。食べたいものがたくさんあるし、行きたいところだって国内に山ほどだ。


でも旅を続けるのは、
その”帰りたい”って気持ちの何倍も大きい”来て良かった”を知っているから。なんだってそうだ。壁を乗り越えるってことは。



この日のお昼前、僕らは火葬場に行くことに。
火葬場って、そのまんま火葬場で、ガンジス河のほとりにはたくさんある。

残念ながら、写真を撮ると罰金になってしまうので、薪の写真しかない。
火葬場ね。すげぇ考えさせられるこの場所。(別記事執筆予定)



で、お昼にはリンちゃんが空港へ!

さらばリンちゃん!11日間ありがとう!別れ際に世界一周の応援メッセージをくれたリンちゃん。
どこまで優しくて、親切なんだ。この旅でも、どれだけリンちゃんに癒されたことか。


リンちゃんと別れ、僕らは午後
ヒンドゥー教徒の最高神の1人であるシヴァ神をまつっている”カーシー・ヴィシュヴァナート寺院”へ。

ここは本当に厳格。
まぁヒンドゥー教徒の寺院の中には、ヒンドゥー教徒しか入れない所もあるんだけど、僕らが入れる中では最高に厳しいお寺。

まず、パスポートを持っていかなきゃいけないし、電子機器類全てシャットアウト。

写真を撮ることなんて不可能!厳しいボディチェック!!

それを知っていた僕らは手ぶらで行くことに...すると、


「この時計は許可することが出来ない!」

おいおい またか。

しかし ここは宗教の場、神には従うしかないか。しかし、ロッカーもないこの場所。悩みに悩んだ末、ボディチェックのされないある部分に隠した!


そう。パンツの中!!!


もう一度言います。


そう。パンツの!なか!!



さすがに入れた。しかし2度とやらない。
歩きづらいから。笑

カーシー・ヴィシュヴァナート寺院の中は、裸足だ。

ガンジス河を仏像に掛ける人もいるので、足元はドロドロ。でも従うしかない。

シヴァも、ガネーシャもいて、
そして、「インディージョーンズ2」で盗まれるあの石!”シヴァリンガ”もしっありあった。


で、僕が1番驚いたのは、
インディージョーンズの劇中で、人が生贄にされるとき「ホンマンシヴァラン ホンマンシヴァラン」みたいな呪文?のようなものを皆 口にするんだけど、
実際に祈りながら歌っていたんだ。

さすがに、驚いたね。うわぁ、あの曲だ!みたいなね。やっぱりインディージョーンズは見ておくべき。


みんな祈るんだよ。

今日よりいい明日を。

”信じてるものがある人”は強いと思う。


「もうダメだ」とか思ったり、自分の明るい未来が想像つかなかったり、何に縋っていいか分からない、神様を持たない僕ら日本人の自殺率は世界最多だ。


やっぱり刺激されるなぁ。


そんなガッツリ信仰心に触れた1日であった。

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