”仏教発祥の地”ブッダガヤ〜僕ら日本人のルーツはここにある〜

11日間一緒に旅したリンちゃんと別れ、
僕らは”ヒンドゥー教徒の聖地”バラナシを後にした。

次に向かうは、「僕たちのルーツ」と言っても過言ではない、”仏教徒の聖地”ブッダガヤだ。

バラナシから東に300km。朝4:30の電車に乗り、到着したのは、8時頃。


ブッダガヤ」のある”ガヤ”に関しては、今まで訪れた場所と違いあまり有名な場所ではない。

電車の窓から、見える景色は今までよりも
”カントリーサイド”というか田舎の方というか、

これから向かう”ガヤ”がある州はインドでもっとも貧しい地域と聞く。
これだけ貧富の差がハッキリしているインドの中で最も貧しい地域。それってどんなんだろう。


というか、”僕らアジア人のルーツ”
”価値観”である「仏教」が生まれた場所...ブッダガヤ。


旅をしていても、ガヤに行ったという旅人にはなかなか会えない。


僕はフィリピンにいた頃、宗教に触れることによって行きたくなった。


なんで〜?気にならないの?みんな!
僕ら日本人のルーツよ!?
インドでは10%の人しかいないけど、世界三大宗教のひとつよ!?


フィリピンにいるとき、聖書読んで英語で説明する勉強法(フィリピン人はアジア1のクリスチャン)見付けて、その流れで
日本人の「仏教」を勉強して、英語で説明したんだよね。


でもね、理解されなかったの。


そこで気付いた。いくら完璧な言語で訳しても、ここに関しては”価値観”だから、頭に「?」が生まれてしまうってことに。


例えば、否定するわけではないけど、
ムスリム(イスラム教徒)の女性が結婚した男性以外に皮膚を見せないでしょう?


この理由を日本語で説明されて、言葉は理解できても、「?」を100%取り除くことはできないと思う。


仏教の教えにさ、
「耐え凌ぐことが”美”」みたいなのや、
「目上の人に敬う」ってのがある。


僕は仏教徒でもないし、身内も仏教徒の人はいないけど、日本のルーツとしてさ、理解できるよね。けど、この価値観は異教徒の人には「?」なわけよ。

耐え凌ぐ=つまりは修行しまくるから、
偶像とかは、仏教が1番すごいと思う。
米粒とか一円玉サイズの仏陀つくるでしょ?

あれは、異教徒の人からしたら「?」なわけ。



そんな、”僕らのルーツ”仏教徒の生まれた「ブッダガヤ」

ガヤ駅から、1時間ほどオートリキシャで走ったところに”ブッダガヤ”があり、その周辺には、
中国寺や、ミャンマー寺、タイ寺、日本人寺などなど色んな寺がある。


リキシャから眺める景色は、ほ〜んとにのんびりしてて、穏やかだった。

ニューデリーやバラナシみたいなゴチャゴチャした感じもなく、すごくいい雰囲気。


とりあえず、時間もないので、さっそく行きますか!
って感じで、”ブッダガヤの菩提樹寺”へ。


仏陀が初めて「悟り」を開いた木。
菩提樹


紀元前500年前。


ネパールの王子様であった”ガウタマ・シッタールタ”は
「どんなに裕福な暮らしも人生の”苦悩”から逃れられない」ことに気付き、全てを捨てて出家、悟りを得て”仏陀”になる。


仏教って、本来は「神様」的なものはいないんだよね。

お釈迦様は人間があらゆる”悩み”からどうしたらいいかを追求して、

「悟り」を獲得したんだよね。


仏教徒”と”ヒンドゥー教”って、兄弟みたいなもんで、仏教も同じく「生まれるということ」「生きるということ」自体が”苦しみ”なわけね。

仏教も「輪廻転生」っていって、”生き返る”のよ。でも、修行によって、”悟り”を開くことが出来れば、その業から脱却することができるんだよね。

で、「仏陀」っていうのは、「悟りを得た者」という意味。

このブッダガヤには、ガウタマシッタールタが10の修行をし、悟りを開いた場所がある。


その日は、お寺の修行僧のお休みの日だったので、一休さんみたいな修行僧を捕まえて無料でガイドをしてもらった。


「でもなんで、インドでは衰退しちゃったの?」って話は、なかなか分からないみたい。


インド好きの旅人と出会って、よく話すんだけどその見解では「ん〜シンプルに合わなかったんじゃない?」って話。


なのに、なぜヒンドゥー教は大丈夫なの〜??

牛も食べれないし、お酒も飲めないなんて...
牛角”から、”叙々苑”まで食べれないなんて...ウルフギャングも。
うわぁ、こんなこと書くんじゃなかった!
肉食べたい!帰ったら、誰か焼き肉連れて行ってください!!笑


話を戻すと、僕たち”日本人のルーツ”がここ、
仏教徒」始まりの地。ブッダガヤにある!

やっぱり神秘的な物はわくわくする。
仏教は、伝えるたびに少しずつ変化してる。

でもって、

ネパールの王子様であった”ガウタマ・シッタールタ”の「どんなに裕福な暮らしも人生の”苦悩”から逃れられない」ことも分かるなぁ、、


ある種”お金がすべて”だと思ってる人は、
「幸せ」への執着がお金だけだから、”楽”かもね。


幸せの形が、「経験」だったり、「愛」だったりする方が、よっぽど大変だと思うよ。


そりゃお金は大切だし、現にこうやって旅を続けられるのは、お金があるからだけど、
「真理」じゃないよね。毎度おなじみの。


俺の知り合いで、某テレビ会社に就職した人がいるの。たしかに給料もいいし、貯金も貯まっていく一方だけど、休む日がなくて、”お金を使えない”ことに気付いたの。

それで、給料は半分になっちゃうけど、ちゃんとお休みのある会社に転職した。


結局、お金ってのは、
「幸せを買うツール」でしかないわけだ。


よく人は(特に日本人は)年収や時給で、
なんとなく 良いかどうかを考えがちだ。

ライターしてるって話すと、
よく「いくらもらえるの?」って聞かれる。
ひと記事、〜千円からだよーとかって話すと、

「結構大変だねぇ」って大抵言われけど、

そこにある”幸福値”ってのを分かってない。


「お金でやってるわけじゃない」ってのを
なかなか気付けないわけよ。俺は好きだからやってんのっ!楽しいから!面白いからっ!


ってゆー、”幸福値”が世の中に目に見えないけどあるわけ。
だから、逆に言うと例え”幸せになるツール(お金)”をもらっていても、「幸せ」になれないなら、それは矛盾してるからやめちまえって話!


...「命」って大切よ。

命張ってまで、何かを追求するのはよくない。
何物にも変えられない”かけがえのないもの”だからね。


仏教は、アジアを伝わる過程で
少しずつ変わっていっている。だから、海外のお寺は日本のとは少しずつ違うんだよね。

だから、ラオスカンボジアアンコールワットとかってのは、少しヒンドゥーも混じってるわけ!

で、ここブッダガヤは、
そんないろんな国のお寺があるの。

ちなみに、こーゆー狛犬?シーサー?獅子舞?的な銅像があるのは、中国系。
シンガポールとか、マレーシアでも見たなぁ。


もちろん日本寺もある!

うわぁ!懐かしいな!
この平たくてシンプルなお寺!っていうか、
僕たちが来るまでに雨が降ったみたいで、
水がすごい!!笑

ほんと、排水どーなってんの!?インド!笑
ポケモンの”なみのり”使わないと行けないところみたいになってるじゃーーん!笑

もう行くしかない。
「もともと俺の足なんかウンコみたいなもんさ」汚いところに行くとき言うと、どこでも行ける魔法の言葉。


あー!お賽銭箱!懐かしいな〜!
今まで各国のお寺たくさん行ってきたけど、
お賽銭箱あるところって少ないんだよね!


っていうか、お気付きの方いるかな?
日本人って大半が”無宗教”とされてるでしょ?
果たしてそうだろうか?


この話、フィリピンでめっちゃ話したんだけど、日本人って”都合がいいね!”って話。


就活とか、受験とか、
大切なときだけ「神様お願いします」ってお寺に足を運んで、お賽銭なげるでしょ。
普通、宗教持ってるひとは、いつだって神様にお祈りするからね。

でもって、「神様お願いします」この神様ってどの神様 想像してるの?キリスト?仏陀??
でもって、お守り持つし、占いとか演技とか気にするし!

”文化”なのかな?”宗教”なのかな?
ただひとつ言えるのは、
宗教持ってる人は、「神様が見てるから」悪さしないよね。でも俺らは「周りが見てるから」悪さしない。

みんなの目が神様の目の代わりになってる。
これは良いも、悪いも意味してる気がする...


やっぱり、外に出ないとウチのこと分かんないよね!当たり前だと思っちゃうし!

そんなこと思ってると、愛ちゃんもなみのりしてこっちに来た。笑


階段のところに2人で座って、少し話した。
インドに来て、16日。
なんだか、すでにいろんな事が変わってる。
今までの旅の濃さとは大違いだ。

あとね、これ共感できる旅人多いと思うんだけど、インドを旅する旅人は今までと違う。笑

「旅人の質」が全然違う。特にタイとはまったく違う。タイで出会う旅人も楽しいんだけど、なんとなく大学生の夏休み感がすごい。


でもインドは、みんな、それぞれ 苦難を乗り越えてきている臭いと雰囲気を感じる。ワンピースでいうと、ここから”グランドライン”って感じ。

ムカつくことばかりだけど、やっぱりインドを旅することで、人生観が180度変わるから、たてもオススメ。


帰り道に、インド人がかなり集まってた。
なんだなんだと覗いて見ると、地元のサッカーチームと隣町のサッカーチームとが、戦っていた。
なんでも首を突っ込み、熱くなるいい意味でも悪い意味でも、”人間くさい”インド人。

ゴールが決まると、ワァーーっと、みんなで盛り上がる!見ているこっちもまるで、スペインでサッカーを見ているようだ。(プレイは別として)

応援ひとつでも”国民性”見えんなぁ。
中には、ゴールを決めた選手に感極まって、ネックレスをあげに行き、退場させられるおっちゃんも。

ブッダガヤは、のんびりしていて
ほんとにいいところ。ラオスみたい。
たしかに、貧しそうな人が多かったけど、のんびりしている場所だからか、みんな優しく親切だった。

”心の貧しさ”はここにはなさそうだ。

僕らは、この場所に2日ほど滞在し、名残惜しくもブッダガヤを後にした。

次に目指すは、インド最東端。
ベンガル湾の面している”プリー”へ。
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