「友」のイギリス・ロンドン!〜ひと月半で6kg太った理由とは〜
イギリス・ロンドン。
さすがに11月のこの時期、パリからヒッチハイクでの移動は困難と推測し、パリからはおとなしく夜行バスに揺られ、
出発前から、この「イギリス」という国には強い魅力を感じていた。
ビートルズの生まれ故郷。
ロックな雰囲気に、立ち飲みバー「パブ」
フィッシュ&チップスに、革ジャンの似合うサングラスを掛けたバイク野郎。
僕の中でのイギリスのイメージは、2つ!
英国紳士やワンダイレクションというイメージと、
80、90年代のリーゼントを櫛でとかす”男らしさ”のイギリスのイメージであった。
僕は後者のイメージのあるイギリスが好きだった。
もちろん、「ハリーポッター」のあの煉瓦造りの町並みや今まで訪れて来た”植民地”とされていた国を統治していた当時の「先進国」ということもあって、期待は更に大きくなった。
「パイレーツオブカリビアン」にもイギリスはよく出てて、海賊を世界的に排除していたっけな。とにかく、ロックなイメージとお堅い。偉い?両極端イメージが僕にはあった。
夜行バスなので、夜中に国境を越える。いイギリスのイミグレーションはかなり厳しいイメージがあった。
パスポートをしっかり見られ、
世界一周で訪れた国を全部言ったし、
予算まで話した。終いには、
「なんで世界一周してる?」なんて
日本語で話したって深い内容の質問をされて、
「Just I want to feel the world by my five senses(ただ五感で世界を感じたいだけだよ)」なんてカッコイイ答えをしたことを今でも覚えている。
「イギリスかぁ〜〜!!!」
たしかに、既にハリーポッターの雰囲気がある。イギリスのメトロ(地下鉄)は、オイスターカードという、東京だいうところの”パスモ”。
関西でいうところの”イコカ”。北海道の”キタカ”的なカードがある。
実は、この時オイスターカードを持っていて、早朝で駅員もいない駅でもチャージをすることもなく、スイスイ通れた。
というのも、モロッコを一緒に旅した”のんちゃん”から「ロンドン行くならこれ!あげるよ!」と5ポンドほど入ったオイスターカードを受け取っていたのだ!
なんだかRPGをしている気分になる。
そうそう、今年「イギリス」は”ユーロ”から外れたこともあり、ポンドは少し安くなっていた。
僕にとっても、世界にとっても、
2016年は色々あった年である。そんな年を旅している。そんな年を記している。
さて、イギリス・ロンドン。
この街が最高に楽しくなった1番の理由はやっぱり「人」である。
この馬鹿でかいカツカレーを食べている 彼はユウシ。僕の小中学の幼なじみだ。
高校からイギリスに留学し、今ではロンドンの大学に通っている。
イギリスには1週間ほど滞在したが、
彼の学生寮に住まわせてもらい、本当に楽しい時間を過ごした。
まず、夜行バスで早朝にロンドンに着いているのにも関わらず、”キングズクロス”駅に迎えに来てくれるというほどの優男ぶり。
そうそう。この”キングズクロス駅”。
ハリーポッターの9と4/3番線の撮影スポットがある。「謎のプリンス」までしか観てないにわかファンの僕でもテンションが上がってしまう場所だった。
この時期、新しいハリーポッターの映画も始まっており、グッズもたくさん売っていて、にわかファンなのにめちゃくちゃテンションが上がった。
ここがユウシの通う大学。
ちょっと、立教大学っぽい。
基本的に建物はレンガで出来ていて、「わぉ!まんまハリーポッターやん!」と、イギリス滞在時は連呼していた。
ダブルデッカーを横目に、耳に入ってくる言語は「英語」。
ヨーロッパ混じりの英語でもなく、ネイティヴですごく綺麗な英語。イギリス英語。
この言葉の意味が、言語を学ぶ前の僕にはよく分からなかったが、その喋り方やアクセント、イギリス人独特のかっこよさを感じられた。
フィリピンで英語を3ヶ月勉強し、
それから6ヶ月の旅を終え、ようやく英語圏へ入ってきた。ここで、勉強の成果が出てくるという感じで、高校から7年間ロンドンにいるユウシにも、たった3ヶ月の出来じゃないって、すごい褒められて嬉しかった。
そうそう、ユウシともう1人、彼女も小学生の頃からの幼なじみのアイちゃんにも会って、
3人でユウシの家に泊まったり、よく晴れた日にロンドンブリッジに行ったりした。
僕含め3人が通っていた「成城学園」という学校は、幼稚舎から大学院まである。
「成城学園」...小学校の学費は、日本で2番目に高いとされている。1番は慶應、3番は玉川学園という感じだ。
希望すれば、幼稚舎から大学までエスカレーターで上がれる。僕の友人も、”生涯成城っ子”の奴らも少なくない。
まぁとにかくお金が掛かる。”お坊ちゃん校”というところで、小学校受験をし、中学通った僕は高校で抜けた。
そして、北海道の高校に行く。
今 少し離れたところから「成城学園」を除くと、やはり大学で外の世界に出るのが、無難で、なんとなくスゴイ奴らは高校から抜けてる感じがする。
バスケットでカナダへ行く者。
アートでスイスに行く者。
ラグビーでニュージーランドへ行く者。
料理でイタリアに行く者。
僕は高校進学のとき、ビビって海外には行けなかったけどね!笑
とにかく、基本的にお金持ちしかいない学校で、なかなか「外の世界」を知らない。
どこかの会社の令嬢、芸能人の息子みたいばっかりだ。
クルーザーを持っていたり、
愛車はポルシェやフェラーリだったり、
家の水槽にはスッポンが泳いでいたり、
年末年始の定番はハワイ!しかもハワイに行くとみんないるから、学校と変わらないね!あはは!みたいな感じ。
別に「常識」とか「一般」に合わせろって言ってるわけでもないし、否定だってしてない。
けど、”知識”として世間がどんなものか知っておくのは、得なんじゃない?ってスタンスで僕は見ている。
高校から北海道の寮に入り、公立の高校に通いはじめて、ようやく「自分がいた場所」がおかしかったことに気がついた。
もう一度言うが、別に世間に合わせろっていうわけじゃない。でも、知っている事と、知らない事。その大きな「差」というものに気づいてほしい。
やはり、”アウェイ”からでないと、”ホーム”というものは見る事も、気付く事も出来ないわけだ。
そして、そのホームから抜け出した3人。
しかし長きに渡り僕は彼らに「憧れ」を持っていた。その憧れとは「海外にいること」。
ユウシ達が日本に帰ってきたとき、
集まって飲むのだが、やっぱり海外で生活してる奴は何か違う!
話す内容がカッコいい!酔うと英語になる!
羨ましい!cool!どこかただようアーティスティックな雰囲気。
日本にいた頃は、どこかで「自分には関係ないんだけどね」ってイジケ腰の自分もいたりした。
だってマジだ。海外にこうやって1人で来て、
まして英語を喋って。ましてや、文章を書いたり、写真を撮って お金を稼いでいる。
こんな未来を2年前の自分が想像しただろうか。
そんな 彼らとイギリスの本場のパブで飲んで話して、みんな大人になったねって笑う反面、どこかですごく嬉しかった。
やっと、こっちの憧れてた世界へ来れたって。
2割のアイデアと、
3割の勇気と、
5割の行動力。
あとちょっぴりのお金があれば、
「人生」は変わる。変えられる。
そう感じる日々この頃である。
そう聞いたことはないだろうか?
イギリスはあまり天気が良くならず、そもそも果実がよく実らない。
海や川を見ても、めちゃくちゃ汚い!
産業汚染がすごい!
でも王族とか、お偉いさんがたくさんいたイギリス。インドやスリランカを植民地にして、紅茶を作らせていたイギリス。普通だったら、舌が肥えていて、「食」にうるさくんじゃない?って思う。
思うに、
天気が良くない→イギリスで食事をどうこうすんのはやめよう→そーいえば!お隣さんフランスは美味しいご飯作るよね!→フランス人のコックさんを雇う。
その代わり、イギリスでは船を作ったり、軍隊を作ったり、軍事的なことをしよう!→物作りのイギリス→家とか、船とか、時代の先端を切っていた→しかし、海や川が汚れまくった。
こーゆー仮説が私の中にある。笑
「なんでだろ?」ってところから追求していく理論はやっぱり考えてて面白いなってところを見ると、やはり観光よりも旅の方が魅力的だ。
しかし!ロンドンはなんでもある!
なんでも食べれる!!めっちゃうまい!!笑
「東京」という名の日本食料理屋で食べるカツカレー!
もうカレーとかいつぶりだよ...めっちゃくちゃうまい!!
金田屋で食べれるとんこつラーメン!!
はぁぁぁぁああ!まともなとんこつラーメンは、フィリピンぶりだ!!超うまい!やばい!!!
ここの店、いっつも並んでるんだけど、
並んでるところをフォロワーさんに見られててメッセージ貰いました笑
この後も、ロンドンに留学してるってメッセージくれたフォロワーさんと大英博物館に行くんだけど、だんだん見てくれてる人が増えで、応援してもらえるのは嬉しいなー!
だって、自分が選択した
「旅」っていう道はさ、
日本では「旅行」ってカテゴリーに区分されがちで、
「旅行」「観光」って、ただ遊んでるだけって思われがちでしょ。娯楽に属しちゃうわけよ。
最初、俺だってそうでした。
ただ遊んでるだけって思われてた面もあったと思う。けど、こうやって思いを文章にしたり、自分の活動を報告することで、いろんな人が見てくれて、
「頑張ってください。」
「応援しています。」
って、別にTabippoのイベントみたいに
「何かひとつ特技を生かして旅してる」わけじゃないのに娯楽というカテゴリーから外れて、応援してもらえる。”頑張ってる何か”になる。
やっぱり、ちゃんとメディアを通して
発言してて良かったなって日々思う。
「自分が何を、何のために、何を感じてしているのか。」
これをしっかり発言することで、周囲の人々の感情は動かされる。
まぁ、こーいった辺りのことはまたいつか話すかな!
で、ロンドンの大英博物館は映画「ナイトミュージアム」のロケ地!しかも入場無料なんだよね!これが!!
おー!ナポレオンがエジプトから持ち帰ったロゼッタストーン!これのレプリカが中大の図書館にあるんだけど、うん。そのまんまだった。笑
大英博物館は すごいんだけど、
世界中から色んな展示物を集めて飾ってるわけよ。そこが魅力的だと思うのね。
でもね...だからこそ、、、
世界一周してる側からしてると、
見たことあるわ!ってなっちゃう!笑
特に、エジプト系!!笑 カイロ博物館でガッツリ見て来たわ!なんなら、ツタンカーメンも!!笑
ちなみにここが、イッテQの出川が
「アヒルのお土産」を買ってくる”はじめてのおつかいシリーズ”で探し回ってたところ!
結局、言語って彼のが正しいと思う。
伝わらなきゃ意味ないわけですしね。
彼のは、コミュ力で伝わってるからね。笑
言語が喋れるようになると、「頭の良さ」ではないことに気付く。
だからこそ、子供でもバイリンガルとかトリリンガルとかいるわけ。
「頭の回転の速さ」なのよね、結局ね!
ちなみに僕は「ガーガーバード」買いました。笑
そーいえば、久々に成城学園の後輩のジュリオにもロンドンで再会!
彼は1つ下で、同じく世界一周中!フィリピン留学時セブで会ったんだよね。その前は、ハワイの空港でバッタリ会って留学時セブで会ったんだよね。その前は、ハワイの空港でバッタリ会って、
「ジュリオくん!世界一周するんでしょ?
俺も、するんだよね。」
運命的な出会い方をしている。笑
フィリピンの時は、次 会うのはアメリカですかねぇ〜とか言ってたのに、ジュリオはニューヨークで年越ししないからロンドンで出会ってしまった!
ジュリオとユウシはバスケ部の先輩後輩で、ここも繋がってて面白かった。
後ろにいるイケメンはジェフ。ユウシの悪友で何度かハブやカジノに足を運んだが、誰もギャンブルをしないので、酒を飲んで帰った日々であった。
僕がロンドンに訪れた1週間は、ちょうどユウシも大学がお休みの時期で、毎日のように夜中まで起きて、食べて飲んでを繰り返していた。
それもあってか、ヨーロッパにいたひと月半で6kg太っていた。笑 とんでもないことだ。
ユウシは、最後の最後まで僕を見送ってくれた。なんて爽やかな奴なのだろう。
やはり、旅というものは「人」によって成り立つ。
今回は、現地に住む友達の家にお邪魔するスタイルであったが、たったその出会いや繋がりだけで、旅した国の印象は大きく変わる。