”南米の精霊師”シャーマンに会いに行こう!

”南米の精霊師”「シャーマン」の噂を耳にしたのは、僕がヨーロッパにいた頃だ。

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それは去年の11月。スキーの仕事の関係で知り合いになったコーチからリフトの上で教えてもらった。

 

...

「南米の精霊師、シャーマンって知ってる?」

 

彼とは、ずっと旅をしている僕に興味を持って、すごくたくさんの話をした。

 

まず、「シャーマンとは?」というところ。

wikiによると、

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シャーマニズムあるいはシャマニズムとは、シャーマン(巫師・祈祷師)の能力により成立している宗教や宗教現象の総称であり、宗教学、民俗学、人類学(宗教人類学、文化人類学)等々で用いられている用語・概念である。巫術(ふじゅつ)などと表記されることもある。

 

 

全然意味が分からない。

 

ヨーロッパでは、フワフワとした情報だったが、南米までの道のりで色んな旅人に出会い、噂を集めていった結果、こんなシャーマン像が浮かび上がった。

 

【”南米の精霊師”シャーマン って何者?】

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・はるか昔から南米には「〜族」がたくさんいる→「族」は儀式をとても大切にする fx)成人の儀式 →その儀式の一環で、「族」の未来を占いや精霊を用いて読み取る一族が「シャーマン」

 

・つまり”シャーマン”とは「占い師」職業。

 

・代々シャーマンは、シャーマン同士で結婚し、その子供も立派なシャーマンになるそう。

 

・シャーマンは、アマゾン川を1週間ほどくだった”サンフランシスコ村”という地域に生息している

 

・シャーマンは「アヤワスカ」という南米に生えている植物を用いて儀式をし、未来を読む

 

ということ。

旅をして、旅人に会うたびに「シャーマン」の話を聞いていたので、どこまでが本当でどこからが嘘なのか、そのボーダーは分かっていない。

 

ちなみに今まで会った旅人の中で、ひとりとて、「シャーマンの儀式」をしたものはいなかった。

 

 

そんなこんなで、僕は「南米に行ったら、シャーマンに会ってみたい!」と強く思い始めた。

 

 

ちなみに、これを読んでいる読者の皆さんはひとつ、気になることがあるだろう。

 

僕はシャーマンの儀式をし、

いわば「シャーマン」だ。だから、読者のあなたの心をひとつ読むことができる。

 

今あなたはこう思ってるはずだ。

 

 

 

 

 

「”アヤワスカ”って何だよ」と。

 

【”南米の精霊師”シャーマンの道具、”アヤワスカ”とは?】

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アヤワスカケチュア語: Ayahuasca、Ayawaska)は、南アメリカアマゾン川流域に自生するキントラノオ科のつる植物バニステリオプシス・カーピ(Banisteriopsis caapi、以下カーピ)のこと。または、カーピに、ジメチルトリプタミン (DMT) を含む植物プシコトリア・ウィリディス(Psychotria viridis、チャクルーナ)やディプロプテリス・カブレラナ(Diplopterys cabrerana、チャリポンガ)を加え、煮出して作られた向精神性の飲料。

 

服飲すると、嘔吐を伴う強力な幻覚作用をもたらす。主にアマゾン西部の先住民族シャーマニズムの儀式や民間療法、宗教儀式などに用いる。

 

...シャーマンの説明より分からん。

 

ただ大切なのは、後半の説明。

 

 

服飲すると、嘔吐を伴う強力な幻覚作用をもたらす。主にアマゾン西部の先住民族シャーマニズムの儀式や民間療法、宗教儀式などに用いる。

 

これさえ押さえておけば、バッチシだし、

僕から言わせると、この説明は的確すぎる。以下も自分の足で仕入れた情報だが、実際にシャーマンに出会うまで、それが本当のことなのか分からなかった。

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アヤワスカとは...

 

アヤワスカとは100%植物

 

LSDというドラッグの20倍の幻覚作用がある

 

・しかし中毒性がないため、「コカの葉」同様、南米では合法

 

・シャーマンは「アヤワスカ」を用いて儀式をし、占い、前世、未来、宇宙の神秘などを見せることが出来る。

 

 

ちなみに、南米の人は皆「アヤワスカ」、「シャーマン」という言葉を知っていて、なぜか恐れているようだった。

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日本でいう「ヤクザ」的な、決して遠くないけど、近い。そして、その響きが恐ろしい。ような感じだ。

 

僕はそんなシャーマンにどうしても会いたかった。

というのも、この時 この旅史上最も「悩んでいた」からだ。僕がマチュピチュを登り、クスコの町に帰ってきたのは、1月後半、2月頭。

 

3月には帰るので、旅の終わりが見え始めた頃だ。

 

この時、かろうじてネギがいたので、

ホームシックを少し忘れていたが、ふと1人になると心が押し潰れそうになる。

 

サンフランシスコで忘れてるはずであった「忘れられない人」のこともあったし、

帰国後に待ち受ける”就職活動”、孤独との戦い等々、実を言うとこの先の未来が不安で不安で仕方なかった。

 

 

そもそも、自分は旅を終えたあと、

「どこに帰ればいいのだろう?」と悩み続けた。

僕の家族は、「家族」であって、「家族」でない。家とは、名ばかりで、どこに帰ればいいのか分からなかった。

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-旅に出たなら、帰るべき場所が必要だ。

 

でないと、「旅」を終わらせることができないからな-

 

つまり僕は、飛び出したはいいが、どこに帰ればいいのか、この時 本気で分かっていなかった。

 

そんな、狂ってしまった「コンパス」を直すためにも、シャーマンの力が必要だった。

 

クスコに滞在している時、ある”噂”が耳に入ってきた。

「いま、サンフランシスコ村から伝説のシャーマンがやって来ている」と。

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実を言うと「シャーマン」の儀式、

そんな安易なものではなく、アヤワスカの力が強すぎて、死んでしまう者、シャーマンが偽物でレイプされてしまう者もいる。

 

そのシャーマンが、本物かどうか、

信頼できるかどうかは、貴方次第で、あんまりナメて掛からない方がいい。

 

このブログでは、書かないが、

僕らはシャーマンと関わっている旅行代理店を噂を頼りに見つけ、実際にシャーマンの儀式に参加することに...

 

 

ついに、「シャーマン」になれる。

ラオスではゾウ使い、

エジプトでは、ダイビングライセンス、

モロッコで、星の王子様になり、

カリブの海を旅して海賊に。

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そして、ついに「シャーマン」。

やっぱり、初めて飛び込む世界は、

「不安」と「期待」が常にセットだ。

 

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まず、シャーマンの儀式は丸2日間、

食べ物を食べることが出来ない。

それどころか、塩水をMax20杯飲まされ、

体の中をデトックスする。どうやら、この塩水がすでにパワーを与えてくれるとか...

 

最初に言っておくが、「うさんくさい」という固定観念を捨ててみよう(笑)

すると、ものすごいストーリーに感じるから。(笑)誰も「ドラクエ」を胡散臭いという目でプレイしないでしょ、そんな感じ。笑

 

そして、シャーマンの儀式の注意事項。

儀式を終えて1週間は精神状態が不安定なので、以下のことは禁止されている。

 

・性行為

・酒、タバコ

・豚、牛を食べること

・チョコレートを食べること

 

よく分かんないけど、

しちゃダメだよって言われたから、しなかった。

 

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「塩水を飲むこと」これを第一の儀式として、

僕とネギはシャーマンの弟子たちと一緒に、

クスコの町から山へ向かった。

ちなみに彼は、シャーマンの弟子。儀式が始まって、1番に 泣き始めた迷惑な奴だ。

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山奥で始まる儀式...

 

 

次回、僕が「見たもの」とは(儀式の内容は省略します)

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