久々の徒歩での国境越え!ついにボリビアへ!〜ネギとの冒険はまだまだ続く〜
「...ケイくん、
ケイくん!起きて。
着いたよ!!」
ネギにそう言われ、起きたのは
ペルーとボリビアの国境。
たしか、ペルーのクスコから半日かけて、チチカカ湖が有名な「プーノ」へ行き、
あまりの疲労感のため1泊してボリビアを目指したんだっけ...
たしか、プーノでは
ものすごい印象的な名前の宿に泊まったような...う〜ん、寝ぼけていて覚え出せない。
そういえば、宿の写真を撮ったんだった。
「マンコ・カパック」
...なんだ、大した名前じゃないじゃないか。
たしか僕たちが着いた時、プーノの町では、
各族ごとに、伝統的な衣装を見に纏、踊って 競い合っていた。
なんでだろう。ここ北南米の人たちの顔は、
どことなくチベットやモンゴリアンのような顔で背も小さく、太っている。
標高が高いからだろうか。僕がイメージしていた”南米”とは程遠いアジア人に近い雰囲気だ。
📍Lago Titicaca, Puno Peru
マチュピチュ・レインボーマウンテン・シャーマンと10日滞在したクスコに別れを告げ、陸路移動8時間。「プーノ」へやってきた。
後ろに見えるは有名な「チチカカ湖/Lago Titicaca」
プーノの標高は、クスコより少し高い3850m。
のんびりしていて気持ちのいい場所。
寝ぼけ眼をこすりながら、
国境付近で行うイミグレーションを済まし、
その足で「ボリビア」へ。
この門をくぐると向こうは、ボリビア。
久々の徒歩での国境越え。
たしか、初めて足で国境を越えたのは、
7月。カンボジアからラオスだっけ。
42時間の陸路移動の末たどり着いた「ルアンパバーン」。そこで象使いになった日が懐かしい。
あれから8ヶ月。人として、どれだけ成長出来たんだろう。
足で国境越えても、まだまだ目的地である、
ボリビアの首都、ラパスまでは遠い道のりだ。
ここから、バス2回 船1回乗って、
ボリビアの首都、ラパスに到着した。
途中でバスの窓から見た手付かずの大自然、特に夕日は美しかったのを今も覚えている。
南米はまだまだインフラが整っておらず、
どこを行くにも8時間以上の陸路移動は当たり前。
クスコの街から、ボリビアの首都ラパスまではたしか丸2日ほど移動しなきゃいけなかったはず。
これは体力、時間が必要だ。だから南米は学生のうちに行くべきだとオススメしよう。
ラパスに到着したのは夜中。
男2人だったので、事前に予約していた宿には歩いて行った。
この点、男は特だが、最大の注意が必要だ。
南米では「アップルハンティング(りんご積み)」と呼び、iPhoneを強奪する遊び?が流行っているそうだ。
なるべく、いや、できるだけ、スマホを見ながら歩くのは避けよう。
世界一周 29ヶ国目 Bolivia/ボリビア(旅ログより)
”チチカカ湖”のあるペルー・プーノから陸路移動で8時間。
”世界一高い首都”ボリビア・ラパスへ到着しました。
久々の徒歩での国境越えにワクワクしたなー!
はじめて徒歩で国を跨いだカンボジア🇰🇭→ラオス🇱🇦は6ヶ月前。そしておそらく、この旅最後の徒歩での国境越え。なんだか切ない。
標高は約4000m!! 酸素が薄いです。
時差はペルーと+1時間。日本と13時間差。
物価がとにかく安くて、コーラの瓶が35円しない イスラエルが300円くらいだったなー!
「なぁ、ネギ。
ラパスには 見所ないらしいからさ、
もう早く ウユニ塩湖へ行こうぜ?」
翌日、クスコからやっとの思いで来たのに、僕らは「天空の鏡張り」と名高い”ウユニ塩湖”へ。
その前にラパスで面白いものを見つけた。
高台から見下ろすと、屋台がズラッと並んだ広場だ。あたり一面 屋台。なんだか、東南アジアのナイトマーケットを思い出す。
この屋台を「メルカド」というようだ。
ボリビアといえば”エケコ人形”
ラパスのメルカド入り口には、俺よりも大きいエケコ人形がある。
”幸福の神”エケコ人形には「欲しい物を持たせると実際の物が手に入る」という言い伝えが!
彼はマルボロが大好きで、火曜日の夜と金曜日の夜にタバコをくわえさせると願いが叶うみたい。世界には色んなキャラクターがいるなぁー!!
この明らかに、手作りな観覧車やコースター。見ているこっちが怖いくらい軋む軋む。
ちなみにこの絶叫マシン、イッテQで、イモトが乗っていたそう。
「ネギ!ちょっと、クジ引いてみようぜ!?」
よし。ウユニへ行こう。
俺らは再び夜行バスで、ボリビア・ウユニへ向かった。
翌朝 7時過ぎ。
なんと驚くことに、ラパスからウユニへの夜行バスは世界一快適で(僕的に)、かなりリラックスして眠れた。
やっぱり、俺ら若者の特権は、
「時間」と「体力」
そして、「失敗をも糧にする精神力」なんだと思う。
金はなくたって、たいていの問題を解決できちゃうバイタリティは、裸になったとき、最大の威力を発揮する。
旅人という旅人が、このラパスからのバスに乗車し、明け方 ウユニへやってくる。
名前は忘れたが、日本人が集まる居心地のいいドミトリーは2つ。
まぁ明け方ということでチェックアウト前。
ドミのオーナーも今はいっぱいだから、10時に来てくれ!と。
ウユニは標高も高く、夜と朝は冷え込む。
そんな様子を待ってましたかと、カフェの呼び込みが誘い、みーんなしてそのカフェへ向かう。
カフェには注文さえしてしまえば、何時間もいていいし、ホットシャワー、Wi-Fi付き。
需要と供給のバランスがとんでもない。
どんな旅人も、ここのカフェに集まるのだろう。そんなカフェでひとつの連絡が。
なんと、モロッコ・スペインを一緒に旅したちーちゃん!!
ボリビア・ウユニでバッタリだなんて。
お互い走り寄って大きくハグ。あぁ、旅での再会ほど気持ちいいものはない。
残念ながら、のんちゃん(モロッコを旅したもう1人の女の子)とは再会できなかったみたいだが、僕はリマで会っていたので、元気そうだったと伝えた。
ちなみに、ちーちゃんは今も(2016年7月現在)も旅をしていて、彼女の旅路はSNSを通して見ることができる。
本当にいい時代になった。たった1秒で地球の裏側の動向が見れるんだもの。
世界の情報が手に取るようにわかる。だからこそ、本当に経験したかどうかはかなり重要だと思う。
誰でも、”やった気”になれるし、”知ったか”も簡単だ。そこに、本当に経験したかどうかが問われる。
無事 チェックインをし、
なにやらネギが騒いでいる。
ネギと再会したタケオさん。
俺のストーリーがあるように、ネギにも、それどころか旅人 ひとりひとりの物語があり、彼らはそれぞれの物語の主人公だ。
どうやらタケオさんは、
足をマッサージして世界を旅しているそう。
な、なんていう 素晴らしい旅をしているんだ(出会えて良かった) 若さといえど、南米の標高に立て続けある陸路移動。
足はパンパンだった。
超回復した。
世界には、本当にいろんな旅人がいて、
いろんな人生がある。俺らは、もっともっと「生き方」を知らなきゃならない。
生き方を知らないと「大学卒業後はスーツを着て、満員電車に飛び乗って、朝から夜まで働き詰め」というイメージしか湧かない。
「イメージが湧かない」というのは、すべての行動において、足枷でしかない。
もっともっと柔軟に、新しいイメージをつくり続ける。それはスポーツも人生も一緒なのではないだろうか。
ウユニは「塩湖」以外なにもない。
本当になにもない。
しかも日中は暑いし、夜は寒い。
あと、飯はクソまずい。
世界一まずいのはボリビア料理だと自信を持って言える。
だけど、物価は安いし、
綺麗なウユニ塩湖を見るには、時間がかかるから、沈没するバックパッカーが多い。
うん。パフェはまぁまぁかな。
これで150円しないなんて、日本人はどんな感覚でパフェ食べてるんだろ。
あと、リャマ肉。まぁまぁ。
ハエ取りが斬新なのを除けば、この屋台では食べれる。
ジリジリと照りつく道を歩いていると、
...「あっ!keiくーーん!」
おっ、同じ宿のシュンさんが呼んでる!
ん?隣になにやら、旅人らしからぬ格好の背の高い女性が...
シュンさん「彼がさっき話してたゴープロファミリーのkeiくん。」
kei「えっ、あっ、はじめまして(なんだこの美人)」
美人「はじめまして!」
どうやら彼女は友達と卒業旅行で、ウユニ・マチュピチュへ来ているそう。
内心)卒業旅行だとぉ〜?こちとら10ヶ月も旅してんじゃー!
そ、それにしてもテラスハウスに出て来てもおかしくないような美人だな...くそお、美人と話すのはいつになっても、苦手だぜ、、
ぎこちない会話をしていると、ネギが文句を言いながら戻って来た。
「くっそー、あそこの店、コーラ高えんだよなぁー」
内心)おいネギ、もう少しゆっくり帰ってこい
kei「もうネギ、行こうぜ!じゃあまたねぇーえーーーっと、リナちゃん!」
とツンっとした態度を取った。
本当はものすごく話したかったけど、こんなに長くネギと一緒にいたのに、かわいい女の子が来た途端、ネギそっちのけみたいなスタイルが個人的に好きじゃなかったからだ。
kei「あっ、ちなみに いつラパスに戻るの?」
リナ「明日の夜行バス!私たちは、3日間 ウユニに滞在してたんよ」
kei「あっ、全く一緒だ。じゃあ、一緒にラパスまで行こうか」
変わらず、ツンとした態度をとりながら内心もっと喋りたかったし、おいネギ。もっとゆっくり来いと思っていた(引き続き)
ついに、今夜は「天空の鏡張り」ウユニ塩湖へ!