”美”と”食”の街 ”ジョージタウン” 前編〜その後待ち受けるハングオーバー〜

ジョージタウン観光初日。

 

昨日はよく休めたし、その後も彼らのゲストハウスで楽しい夜を過ごせた。

 

さて、今日は街に繰り出そう!

f:id:kazukiyo0427:20160729215708j:image

ジョージタウンは歩いているだけで、
いくつものウォールアートを見ることが出来る。この絵も見たことあるでしょー?

これ、ジョージタウンなんだよー!!

 

ずっと体育会(扱いされていた)だったが、僕はアートとか、写真とか、大好きなわけ。

f:id:kazukiyo0427:20160729215827j:image

これも出発する前考えたデザイン!ブログのタイトル”WALKING on the EARTH”

背景は富士山頂から撮った日の出だよー!!

 

高校時代から、学園祭のポスターに選ばれたり、部活動のTシャツや他大学の部T、更にはアルペンスキー東京都代表の子たち(後輩)のユニホームまで、デザインしていた。

 

写真を撮ったり、動画を編集したり、
絵を描いたり、デザイン考えたり、文章つくったり、

幼い頃から、そういった細々したことが大好きだった。

 f:id:kazukiyo0427:20160729215957j:image

 まぁ”キヨカズわくわくキャラバン”見てても、絵描くの好きなんだなーって分かるでしょ!

 

 

ただ僕は、体育会に所属していたから、なんとなく”分科的なこと/文科系”が否定されるような場所にいた。

 

否定されないにしても、そこに何の価値も生むことができなかった。

 

実を言うと、頂いていた内定先も
「僕を体育会として/いわゆる駒として」扱うために僕を欲しがっていた。

 

このまま”イマイチしっくりこない道”を歩くのは、どうも身に合わず、どうにか”アーティスティック(自分の得意な道/好きな道)を歩く方法はないかなと長年考えていた。

 

でもって色んな理由が運命的に重なり、世界一周を決意(決意については、ホームページから”旅の準備”を見てください)

 

この旅では、今まで”価値がないとされていたもの”、”趣味であったもの”をどうにか自分のセンスで磨きたい。それを”独学”と捉えるか、”新たらしいもの”と捉えるかは自由だ。

f:id:kazukiyo0427:20160729220126j:image

 

でもって今は、再び”デザイン”も勉強してます。これからも何となく、自分の中にあるものをアウトプットしてくので、成長を楽しみにしてください!(言っちゃったよ...)

 

さてさて、ジョージタウンでわくわく

ウォールストリート探索!

f:id:kazukiyo0427:20160729220359j:image

 

f:id:kazukiyo0427:20160729220427j:image

 

f:id:kazukiyo0427:20160729220443j:image

 

そして、忘れちゃいけないのが、”お腹が減った”は最高の合図。なんせ、ジョージタウンは食の街でもあるのだから。

 

f:id:kazukiyo0427:20160729220526j:image

この謎の麺類は、マジで、日本の博多ラーメン/とんこつラーメンに並ぶくらいうまい。

なんだか分からないんだけど、超うまい。肉ラーメン? 肉は、タンなどが入ってる。マジでうまい。200円くらいかな?

 

f:id:kazukiyo0427:20160729220659j:image

で、僕は ビールもそうなんだけど、コーヒーも世界中で飲みたい。(元コーヒーショップアルバイト)

 

マレーシアのコーヒーは今の所、世界1うまい!!!マレーシアコーヒー最高だよ。ほんとにほんとに!!!60円くらいなのかなー?毎回飲んでた。

 

食べて、芸術見て、散歩して、食べての繰り返しのこの街。天国か。

f:id:kazukiyo0427:20160729220926j:image

 

そして、オシャレなカフェも充実している。

まるでキャットストリート(渋谷から原宿の通り)くらい楽しい。あぁ、懐かしいなキャットストリート...なんか色々思い出が詰まった場所です。

f:id:kazukiyo0427:20160729222309j:image

そんなキャットストリートで飲むのが大好きだった「チャイ」

世界一周初めてのチャイ。僕の1番好きな飲み物チャイ。ここで見つけたチャイ。

 

 

チャイコー(最高)でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:kazukiyo0427:20160729222248j:image

さて、人力車に乗って宿に戻りましょう!

 

この日の夜も、昨日のみんなと夕飯を食べた。

それどころか、その後誘われて初めて海外のパーティ的なのにいった。

ビアポンとか。ウェーーイとかね。してね。f:id:kazukiyo0427:20160729222712j:image

 

f:id:kazukiyo0427:20160729222731j:image

 

f:id:kazukiyo0427:20160729222801j:image

 

英語って酔っ払ってるとすんげー喋れんのね(笑)

この日、かなり酔っ払った。

だって初めての海外で大人数で飲む経験だったんだもん。

 

2:00PM

 

そして、僕は”ジョージタウン”という街で、酔っ払い、道に迷ったのだった。

 

...そこに現れた1人のアメリカ人。

「おまえ、大丈夫か?そんなんじゃ絶対宿には帰れない。ウチに来い!!!」

f:id:kazukiyo0427:20160729223046j:image

 

 

 

 

インターナショナルな晩餐会〜ペナン島初夜の出来事〜

ペナン島初日の朝。

f:id:kazukiyo0427:20160728015425j:image


僕はさすがにちょっと疲れてた。
今日まで、まったくオフ日がなかったし、昨日も夜遅くに就寝。

 

世界を自由に旅している人が”オフ日”とか言うと、「そんなもの必要あるの?自由なんだし、まるで毎日がオフじゃないか。」

 

そう思われる読者の方もいるだろう。
しかし、思い出して欲しい。

どんなに楽しい旅行でも、自宅に帰りふとベッドに腰をかけると誰もがひと息「ふぅ...」と息を吐く。

 

この時ばかりは、楽しかった旅の思い出よりも”多少の疲労感”と”我が家に帰ってきた安らぎ”を感じるのではないだろうか。

 

旅に出ると、その”行為”がどれだけ
精神的なものをカバーしてくれているか強く感じることができる。

 

高校時代から7年間寮生活をし、どこでも寝れる僕でさえ、ある場所から新しい場所へ。慣れる頃に移動する生活は、たまに”自由に対して”息抜きをしたくなる。

 

そして僕の場合、ライターとしての”仕事/任務”があるので、探検しない日は間違いなく必要だ。

f:id:kazukiyo0427:20160728015502j:image

 

 
この日は、軽くごはん屋さんをさがして、のんびりしよーっと思っていた。

世界遺産の街”ジョージタウン


AJから聞いていた情報は、
「芸術」と「食」の街。ということ。

とりあえず、1食目。


”ラクサ”を食べてみることに。驚くことに、平均して1食200円以下で抑えることが出来る。

f:id:kazukiyo0427:20160728015529j:image

しかも うまい!!ヤバいぞこれ!
※食レポには慣れてないので、少しずつ”食”を文章にしていく練習してきまーす!


デザートは、こちら。

f:id:kazukiyo0427:20160728015546j:image
分からないけど、甘いもの食べたくなって、パフェ?アイス?頼んでみた。


フィリピンの”ハロハロ”みたいにたくさん乗ってるのだが、中には”コーン”が。

 

僕の感覚からすると、トウモロコシは、スイーツじゃない。しかし美味い。

 

 

この日は、少し歩いて宿に戻り、


最近 お気に入りの小説”アルケミスト”を読んだり、ジョージタウンの地図を眺めたり、明日からの探索準備をしていた。

 

そんなとき、出会ったのが、同じゲストハウスに宿泊していた、オーストリア・インスブルック出身のチェスマンだ。

f:id:kazukiyo0427:20160728015708j:image

彼女とコーヒーを飲みながら少し話した。
僕はスキーの遠征で何度かインスブルックに訪れたことがあったので、


そのことを話したらとても喜んでいた。そして、ドイツ語を自己紹介程度出来たので、なおさら会話は弾んだ。

 

アジアを旅していて、ドイツ語を喋るヨーロピアンがとても多い気がする。


スペイン語の壁にぶち当たる前に、少しドイツ語勉強しようかなと感じた今日この頃だ。


そして、ドイツ語英語の発音は、すごい弾んで聞こえる。フワフワしてる。
最近では、一発でドイツ語が喋れるか外人か分かるようになってきた。

 

f:id:kazukiyo0427:20160728020218j:image
フィリピン英語。もちろん訛りはあると思うけど、学校によって異なるね。

うちの学校は、プロナンスに力入れてたから、かなりネイティヴに近いみたい。外人に、発音を褒められるとすげー嬉しいです。

 

 

 

はてさて、話を戻すと
チェスマンと話していて、「よければ若者の集まりがあるけど来ない?」という流れになった。

 

1日ぼーっとしていたので、
夜くらい外出してもいいかと雨の中チェスマンと出かけた。

 

そこで出会ったのが彼らだ。

f:id:kazukiyo0427:20160728020001j:image

 

右手前から、イギリス、オーストラリア、オーストリア、オランダ、イギリス、オーストリア、日本!

 

こんな感じで、インターナショナルな晩餐会(どんなに食っても500円くらい)が、密やかにジョージタウンで行われた。

 

彼らとは、すぐに打ち解けた。
”日本から来た”って、すごい外国のみんなにとって、特別なことみたい。

俺らが、マダガスカル出身の人に会う感覚に近いんじゃないかな?笑

独特な文化と、小さな島国。
みんな「いつか行きたい国だ」って話してくれる。

 

f:id:kazukiyo0427:20160728015927j:image

僕の左に座っているソニアは、チェスマンと同じインスブルック出身。

彼女は17歳で、バケーションを使ってアジアをバックパックしてるそう。

 

「それってすごいことだね!俺は22歳で、世界一周してるけど、これは日本でかなりアブノーマルなことだよ!」

と話すと、

「社会に出る前、特に18歳になる前にひとり旅をすることは、ヨーロッパでは普通だよ」と、話してくれた。


”かわいい子には旅をさせろ''

...我が子にもそうさせたい。


そして、今まで”金髪白人女性”の違いが分からなかったが、ヨーロピアンって、すげぇたくましいのね。

 

彼らに得意げに”箸の使い方”を教えてあげた。
これは、日本にいたころ「世界一周でしてみたいことリスト100」のひとつだ。

 

f:id:kazukiyo0427:20160728020033j:image

ドリアンを持って大喜びのアントン。
彼らと、お互いの国のことを話し合い楽しい夜を過ごした。

 


僕はずっと”インターナショナルな人間”に憧れていた。

アバクロで働くずっと前から、外人と自由に意見交換出来る人に憧れていた。

日本にいた頃は諦めてたけど、なんとなくそれに近付いてる自分がいた。


”何かを始めるのに、遅いってことはない。
今日はこれからの人生で1番若いのだから。”

f:id:kazukiyo0427:20160728020141j:image
そう感じた23歳。ペナン島での夜であった。
ちなみに1番聞き取りやすい英語はオーストラリアでした。

東洋の真珠”ペナン島”へ

前回までのあらすじ...僕は再び”AJメモ”に従い東洋の真珠と呼ばれる「ペナン島世界遺産の街”ジョージタウン”に行くことに。

 

f:id:kazukiyo0427:20160726135929j:image

世界遺産の街”

 

”東洋の真珠”

 

そう言われれば誰もが、勝手に魅力的な街だと想像するのだろう。

 

もちろん、僕もそのうちの1人だ。

 

何も”中身的な”情報を持ってなくても、

そう言われれば、思わず足が、目が、その方角を向いている。

 

そして訪れた誰もが決まって「最高の場所だった」と口にする。

 

日本の原宿でも長蛇の列が出来る、いわゆる”流行り”の、パンケーキ、かき氷、ハンバーガー、その他もろもろの”ほとんどの人たちが”経験する前から”高評価”をつけているもの。

 

食べる前に写真を撮り、決まって必ず
「あ〜おいしかった♡」とポストする。
(まぁ間違いなく美味しいのだが)


僕たち”日本人”って特にそうだ。


どうしてこうも、「肩書き」や「キャリア」に弱いのだろう。万人が評価したものを好きになる。


ある日、父が教えてくれた。


「世界三大○○って、もちろん多くの人が認めたものだけど、自分が見て、感じてみて、”好きかどうか”は違う」と。

 

間違いない。価値観というものは、人それぞれに存在するのだから。

 

だから、多くを経験して、
自分は「これが好き」って、ちゃんと意見を持てる人間になりたい。


自分にあったものはこれっ!って。正直でいたい。まっすぐでいたい。(でももちろん、流行りも好きだよ)

 

と、語ってきて、”ジョージタウン批判”をすると思うじゃないですか。

 


し な い ん で す (笑)

好きなんです。ペナン島ジョージタウン。笑

f:id:kazukiyo0427:20160726140045j:image

 


ペナン島へ到着し、バスを乗り換え、
ジョージタウンに到着したのは、夜の12時を回ったところだった。

f:id:kazukiyo0427:20160726140154j:image

 

この日、宿は予約してないが
AJの友達が経営しているゲストハウスを探すことに。名前だけを頼りに(wifiがないので)探すことに。

 

相変わらず、マレーシアのタクシードライバーは嫌いだ。

 

こっちには”AJメモ”がある。
重たいバックパックを持ち数キロ歩いた。

でもって、夜の1時頃。


シングリッシュ”を話すおっちゃんが俺を助けてくれた。


「おい!お前!どこ行きたいんだ!」

 

と、汗だくだくの俺を見て声をかけてくれた。

事情を話し、おっちゃん一言。
「ついてこい!!!」

f:id:kazukiyo0427:20160726140126j:image

 

俺は合計15Kgくらいある荷物を背負い、おっちゃんバイクのあとを走り続けた20分以上。

 

更にクタクタになってる俺の目の前に、
コンビニでたむろする” 警 察 官 ”(笑)

警察官がたむろって笑

 

「ここ行きたいんですけど」と話しかけると、
「おまえ!これ真逆だ!後ろ乗れ!」と。


おっちゃんの親切心は嬉しいが、真逆だった(笑)

f:id:kazukiyo0427:20160726140235j:image
そして、警察官のバイクの後ろにノーヘルで乗せてもらい(笑)

着いたよ!AJの友達が経営してるゲストハウス!

f:id:kazukiyo0427:20160726140344j:image

1泊 25リンキッド(620円くらい)

この日のシャワーは格別だった。

最愛の人を守れる人間に〜世界中の男たちへ〜

これはマレーシア・クアラルンプールからハジャイに向かう最中のバス車内の話だ。

 

バスの中でひと組のカップルと仲良くなった。
実際には、男の方だけ。美男美女のスイス人のカップルだった。

 

彼は彼女と話すときはドイツ語を話し、
僕と話すときは英語で話した。旅が好きみたいで、南米やオーストラリアの話で盛り上がり、
若くして1人で旅する日本人の僕に強く興味を抱いたようだった。

 

しばらくして、バス車内のほとんどの人が眠り、僕もそのうち2時間ほど寝た。

 

次に目が覚めたとき、彼は僕の分からないドイツ語で、今にも眠りそうな彼女を胸に、優しく話し合っていた。

 

 

...バスの出発前クアラルンプールにて。

 

彼女の方は”どのくらい着くのか”が気になってる様子で、分からない彼に少しイラついていた。とてもワガママで美人の赤髪の似合うスイス人だった。

 

”美人”という生き物は、非常にわがままだ。

しかし、男はそんな美人と付き合っているのなら、当然そのワガママを叶えなければいけない。それがその男の義務だと思う(羨ましい奴めっ!)


そのワガママそうな彼女は、今では(僕の隣の席では)まるで、6歳の少女が自分のバースデーパーティーが終わり興奮冷めやまないまま、しかし疲れて幸せそうに眠るかのように、彼の大きな胸に抱かれて仲良くな話していた。

 

彼の方は、まるで母が我が子に絵本を読むような声で胸に抱かれた彼女に話していた。


東南アジアを旅をしていて気付くのは、
思っている以上にカップルで旅する白人が多いということ。かなり多い。

 

”観光地”となる所にはどこにでもいて、その様子を見るたびに「羨ましい。」と目をそらす。


しかしおそらく、仮に僕が彼女(である人)を日本から連れてきて、現段階で旅しても、

今もなお、隣で幸せそうに話すカップルのようには、なれなかったとのだと思う。


男には(女性にとって)、それだけ快適で大きな器が必要だ。

その器がないものには、権利など到底ない。不幸せになるだけだと私は思う。

 
今はとにかく旅を通して、器を大きくするしかない。どんなハプニングや困難に打ち勝てる優しい男、最愛の人を守れる男になるしかないのだ。

f:id:kazukiyo0427:20160723183323j:image


もし、世界を2周目。次は彼女と旅をしたいなら尚更だ。

 

隣にいる彼のように。

クアラルンプールからペナン島への陸路移動!〜さらばAJいつかまた〜

再びAJメモを受け取り、僕は旅を続けた。


次の目的地はペナン島。東洋の”真珠”と呼ばれる、美しい島を目指す。

f:id:kazukiyo0427:20160723153840j:image

...「人は人を旅する」

「出会い」と「別れ」あっての人生だ。
世界を広くするスパイスは自分と違う価値観に触れること。たくさんの人と出会い別れ、再会すること。

AJ、最後の最後までありがとう。
また戻ってくるよ!AJが住んでる場所は分からない。クアラルンプールの近く(東京の人の感覚だとちょい離れてるけど)ってことだけは知っている。

それでいいんだ。これで僕にとって、マレーシアは素敵な国になった。
ある種、特定の場所が分かると 僕にとって、
その”一点”しか輝くなくなる。しかし、ぼんやりとしてると、その国全体が、大きな範囲で僕にとって特別な場所となる。

f:id:kazukiyo0427:20160723154002j:image

もしこれを読んでくれている読者の皆さんが、
マレーシアで見た目はおっかないが、ハートフルな黒人男性に出会ったら、ひとこと”KEIは元気でやってるよ”と伝えて欲しい。

今日も彼の家は賑やかだろう。
f:id:kazukiyo0427:20160723153914j:image

...さてはて、当たり前のように旅は続く。

f:id:kazukiyo0427:20160723154016p:image

目指すはペナン島
AJの家を出たのは15:00。実際には6時間ほど掛かるようだ。

まずは、Bandar Tasik Selatan に行き、

f:id:kazukiyo0427:20160723154058j:image

 

f:id:kazukiyo0427:20160723154113j:image


f:id:kazukiyo0427:20160723154125j:image
チケットを購入!クアラルンプールからペナン島へのチケットは38リンキッド。
んー、すでにリンキッドの感覚を忘れて円換算出来ない自分がいる。申し訳ない!

ここまでは慣れたもんで、割とスムーズだ。
英語が通じる(シングリッシュでも)って本当に便利だ。時に全く分からない人もいる。
南米に行く前にスペイン語少し勉強しないと、僕の旅のスタイルが崩れそう...。

 


僕の旅のスタイルは聞き込み調査。

 

現地人にどこがお勧めか聞く。

RPGみたいでしょ。
その方が、”まとめサイト”より面白さがある。という自分も、ライターとして記事を書いてるが...笑
ただ、”目的地に行くこと”に少々 飽き飽きしてるのかもしれないね。

f:id:kazukiyo0427:20160723154158j:image

こんな感じのバスに乗り込み、16時発。
今回は時刻通り出発した。


f:id:kazukiyo0427:20160723154220j:image
世界の車窓から
やっぱりマレーシアは発展途上国だ。

目指すは、
東洋の真珠”マレーシア ペナン島”。
世界遺産の街、ジョージタウン

バスで寝過ごし終点へ〜そして最後のAJメモ〜

気付くと降りるはずであったバス停をとうに過ぎていた。

この言い方をすると、まるで自分で気づいたかのように聞こえるが、
実際には隣に座っていたマレーシア人に尋ねたのだ。

 

バスから飛び降りようとすると、
英語ではない言語で止められたので、降りるのをやめた。

 

よく聞くと、終点まで行ってそこから戻ってくるのが得策だ。とのことだった。

 

そのままバスに乗り、話に聞いていた終点に着いた。


「ふぅ、このままバスに乗っていればいいのか。次は気をつけなきゃな」くらいに思っていると、

 

バスの運転手に怒鳴られ、指でくいくいっと出口の方を指差された。


「...は?」


一瞬の沈黙の後、僕は運転手にどこに行きたいのか尋ねたが、英語が伝わらず

「とりあえず出ろ!」と言われた気がしたので、バスを降りると、

f:id:kazukiyo0427:20160721182509j:image

 

そこは廃車になり、かつタイヤが盗まれている車や、ボロボロの家(スラムに近い)の集結する団地であった。

 

目の前のバス停には小さな明かりがひとつと、錆臭いベンチ。

 

すると突然、謎の背の高い黒人が現れ
「何語が話せるんだ?」と一生懸命な英語で話しかけてきた。

 

「少し英語と、日本語。」と話すと、

 

まいったなという様子でこちらを見た。

 

最後まで彼が何の目的でバス停付近にいたか分からずじまいだが、とても重要なことを僕に教えてくれた。

 

「この付近はマレーシアでも危ない場所だ。強盗がしょっちゅう起こる。タクシーを探して帰りなさい」と。

 

急にこの辺りが恐ろしくなった。


たしかに道にたむろしている人や、


建物の壁、全てが灰色で薄汚れていた。

 

マレーシアのタクシーはぼったくりが酷いので、乗るのは大嫌いだ。

 

だがしょうがない。命が第1だ。


しかし、この付近でタクシーを捕まえることが出来ず、しぶしぶ最後11:00PMのバスに乗ることに。この時10:30PM。そしてiphoneの電池も切れている。

 

バス停に戻ると、あの錆臭いベンチに1人の女性が座っていた。50代くらいだろうか。


僕が隣にいることも関係なく”ヒンドゥー教”のお経を唱えていた。

 

右下の影には、日本の2.3倍サイズのどす黒いゴキブリ。聞いたことのないお経。

 

バス停の前を通る人はこちらをじっと見ている。

消えたり付いたりする小さな明かり。

幼い頃のまるで”トラウマ”のような恐怖がそこにあった。

 

...この内容は、その時の恐怖を紛らわせるためにバス停で書いた内容だ。

 

その後、終バスが来ると、僕は安心しきって

(ふぅ)と、小さく息を吐きながらAJの家へ向かった。

 

f:id:kazukiyo0427:20160721182800j:image

この時のAJの顔ほど、僕にとって仏であるものはなかった。

 

結局、ペトロナスツインタワーを20:00頃に

離れたのに、家に着いたのは12時手前だった。

 

AJと過ごす、最後の夜だ。

f:id:kazukiyo0427:20160721183021j:image

相変わらず、彼の家は明るい。

 

 AJは最後に「またいつでも戻ってこい。KEIがこの旅を通して成長していくのが楽しみだよ」と話してくれた。

 

...そして次はマレーシアの”ペナン島”に向かうといいと、僕に再び「AJメモ」を渡した。

 

f:id:kazukiyo0427:20160721183220j:image

 

 

ひとことに何かを”まとめる”にはそれなりの覚悟が必要だ〜マレーシア万歳説〜

前回のおさらい...クアラルンプールで詐欺に合い、エディは地獄に落ちた。

さて、クアラルンプール”はじめてのおつかい”後半戦!



タクシーのぼったくりに、
外人には倍以上の値段で交渉してくるお店のおばちゃん、観光地によっては観光客だけ値段が跳ね上がる場所も...そして、”エディ”

とにかく”観光客で儲けてやろう感”がすごい場所的な話をしまくってしまったマレーシア。
しかし、数人の現地人を見て(エディに関しては不明)
「この国の人は〜」と語れるほど、民族学や人類学は甘くない。

だってこの国にはこんなにいい人がたくさんいるのだから。




このスルタン・アブドゥル・サマド・ビルの前で写真を撮っていて出会ったマレーシア人。



彼だ(笑)
名前は忘れたんだけど、40分くらい話して、30分くらいはキレてた。
「どうしてマレーシア人は外国人に大してぼったくりすんだ!!!」って(笑)
「俺はもっと”Welcome”してぇのによ!!」って「俺は許せねぇよ!ぼったくりする奴らよ!!」

...その通りですわ(笑)(俺にキレるなよ。俺も被害者だよ)

そして、ムスリムの宗教観から、テロの話になって、それもキレてた(笑)「俺もムスリムだけどよ!なんで人殺す奴らいんだよ!!もし、お前の大切な人が殺されたらどーする...?」

...なんか質問おかしくねぇか?(笑)
と思いながら、僕よりカタコトな英語を振りかざし、とにかくキレてた。
けど、最後は「お前とこんな話をできて良かったよ。」と、熱い握手をし、去っていった。

しかし、彼に会えたことによって、
ペトロナスツインターまでの道のりを知ることが出来た。ここから歩くこと30分くらいかな?


あっ教会。落ち着くなぁ、、
なんかセーブポイント化してるんだよね。本当に。ドラクエだよ。ドラクエ


マレーシアももちろん発展途上国だ。
フィリピンのそれに似ているものも感じた。



でもってこの、マレーシアの顔。
ペトロナスツインタワー
まぁ、この手のタワーって言われてみれば分かると思うけど、”スカイツリー”行ったことある?

まぁそんな感じ。「おぉ。」となるけど、
自然の壮大さほど、見ていられるものではない。(まぁ素晴らしく綺麗だけどね!)

夜景も好きだけど、サンセットやサンライズの方がもっと好きです!

さてさて、ここから帰るのが一苦労。
(AJメモを逆に行けば?)と思うかもしれないけど、出発と到着場所が違うところもあって、そうはいかない!

そこで出会ったマレーシア人

めちゃんこ優しかった。たまごみたい。
乗り換えも私たちと一緒だからと、全部ついて来てくれた(ついて行った)

その後、彼女たちと別れ、バスに乗り換え。

そこで出会ったおばちゃん。
「うわぁ〜超お腹減った」って話したら、



持っていたパンくれた。
ドラえもんくらい優しかった。

なんだなんだ。マレーシア。
最高な人たち揃いじゃないか。

いや、日本だってそうだよな。
いい人もいれば、悪い奴もいる。
ひとことに、他のクラスの人たちみんな悪者にしちゃダメ。


特にマレーシアにはAJがいるんだ。
その辺の悪いやつ4000人集めても、彼がいれば
もはやプラス。

彼女から頂いたパンでお腹が満たされるよりも、
心が満たされてお腹いっぱりになり、
僕はバスに乗車した。