姉と旅したヨーロッパ ダイジェスト②〜ノルウェー・中国へ〜

北欧「ノルウェー
日本との時差は8時間で、通貨はクローネ。

平均年収は800万を越すというこの世界1物価の高い国。

マクドナルドのセットは、1200円を優に越す。
日本にいると「マクドナルド」の感覚って、安いってイメージがあるけど、海外では割とそんなことない。

ユーロ圏で買っても、セットで800円とか行くからね!

ノルウェーの朝日」
世界で最も日が当たらない国ノルウェーの朝日は、とても美しかった。

朝日は8時に上がり、太陽が真上に上がることはない。15時頃には夕日に変わり、日が沈む。


ノルウェーの気温-10°C‼︎‼︎
この時、ひと月前まで、エジプトにいたんだよね。アフリカでダイビングの資格とってたのに、今じゃ北欧でスキーときた。
あの頃は40°Cと、寒暖差が50°Cあります。笑


季節の変わり目で風邪ひいちゃったぁとか言ってられないレベル。笑

旅が始まって、9ヶ月。
一度も体調を壊してない僕。熱はもちろん、腹も壊していない!!
インドのガンジス川でバタフライしても、体調不良にならない丈夫な体!!

でもね、中学の頃まではよく体調崩してた。
けど高校から北海道の方へ行き、それから体育会寮に入って、よく監督に
「自分の体調は自分で管理するもの」
って口酸っぱく言われてたな。

って、これ当たり前のことだもんね。自分の体だもん。自分で操縦してんだもん。
無理な時は、休む。しんどいときは、休む。

このまま行けば、絶対 体調崩す。って分かったら、休む。処理する。

辛いときに、無理しない。ぶっ壊れそうな車で、そのまま走り続けないでしょ?
それ分かったら、声出す!んで、その声を聞いた上の人は、ちゃんとそいつを休ませろ!!

無理させて走らせ続けんな!
「俺の時代は、水も飲ませてくれなかった」論はいい加減言うのやめろ!笑

自分は自分。人は人。人と自分は、違う人間ってことにいい加減気付け!笑

つまり「マイペース」って大切。
むしろ「マイペース」で良い。

体調を管理すること、自分を管理すること。
それは「マイペース」とよく「笑うこと」!笑
と言うより、「幸せ」だとよく感じること!!

あと手洗いうがいかな...笑
まぁ9ヶ月なんて、旅してなくても、体調崩す人いるよね。笑 ちゃんと体調管理してっ!笑
「マイペース」を崩さないでっ!

さて、話をノルウェーへ戻そう。笑

ノルウェイのスキーリゾート」

大学2年生の冬に、
東京から北海道までの東北をひとりで運転して1周して、
友達ん家とか、車中泊しながら、ひと月掛けて 色んなスキー場で滑りまくってたの思い出した。

免許取ってから半年も経ってなくて、
雪道めっちゃビビってたなぁ〜!ひとり旅だったし! 当初の予定は、青森で引き返そうと思ったんだけど
「これ、海越えたら北海道!?」と思ってたら、フェリー乗っちゃった笑

あの頃からスキーヤーというか、旅人の素質あったわ!笑
立ち寄った全ての県で「ご当地のお菓子」をお土産に買ってきたの懐かしい!
東北祭りしたなぁ!笑笑


ヨーロッパの「スキーリゾート」は日本のものと全然違うんだよね。
めっちゃイケてるのよ。
若者も多いし、スキー以外の魅力もめちゃくちゃある。もちろん、”文化”ってものあるんだけど、日本のスキーリゾート...もうちょい頑張れることないのかね。笑


「姉と合流して2週間」

TABIPPO.netの記事を書いたり、

マーケティングの調査を行ったり、

これから行くアメリカへのVISAの申請をしたり、

英語の勉強をしたり、

姉と一緒にストレッチをしたり、有意義な時間を過ごしました。


間違いなく今してることは「旅」ではない。

きっと大変でも、なんでも自分で決断して進む「旅」が「自営」で、

今みたいに、安定した明日が分かっていて、命令に従うことが「就職」なんだろうな...と感じた今日この頃。

外を散歩しながら、少しだけ考えました。
「自分」はどんなライフスタイルをデザインしていくんだろうな。


この時期、姉と僕の間で”ひとつのテーマ”があった。
それが「今あるベストを尽くす」ということ。

「今できるベスト」

毎日。毎日。

今日出来ること。

今日出来るベスト。

できないことは求めない。

「感情」はコントロール出来ない。
怖いとか、緊張するとか、いやだとか、そういう感情。

それは、インドの電車くらいコントロール出来ないこと。従うしかない。委ねるしかない。いくらイライラしても、電車はやってこない。待つしかない。

”コントロール”出来ないことには従って、その中で出来ることやる。今できる”ベスト”を尽くす。

それを繰り返してれば、着実に一歩一歩 成長できる。

僕がここまで すごいスピードで、「旅人」として、「ライター」として、「フォトグラファー」として、成長してこれたのも、その一歩一歩のお陰かもしれない。

もちろん毎日ベストの走り、
つまり”全力疾走”はできないから、

週1くらいでクソみたいにだらける。
でも、クソみたいにダラけてる中で出来ることをする。それだけ。

ただそれだけの繰り返しで、なりたい自分に近づける。ベストな走りで「いま」の自分。

ーアンタが今できることは、なんだ?ー

やっぱり、先人のアドバイスはよく聞いた方がいい。決断するのは自分だとしても、聞いておくぶんには全く損はない。

分母は多く、しかし、分子を選ぶのは「自分」ということは忘れちゃいけない。

そして、「今あるベスト」を続けた結果、

周りから、よく「行動力すごいね!」って褒められるけど、全然そんなんじゃない。

今やらないといつか後悔しそうなことをただしてるだけ。

今でも過去を振り返った時に、「あぁしとけば良かった」って思うことがたくさんあるから、5年後、10年後の俺が今みたいに後悔しないために今を生きてるだけ。

そうなんです。

最近、こんなツイートを見た。


君の努力に対し「そんなに頑張ってどうするの?」と聞いてくる奴らには「今頑張らなくて将来どうするの?」と聞き返してやればいいし「病的だわ」とケチつけてくる奴らは無視でいい。病的って言葉は怠け者からみた努力家を表す褒め言葉だ。目標定めたら目を離すな。周りは関係ねえ。一直線に努力しろ。


マジでこれだ。
姉にしろ、俺にしろ、何かひとつでも、生きる目標を掲げ、熱い人生を送っているチャレンジャーには。

若者には特に。「人生」を攻めて欲しい。

こんなポジティブすぎるアホ。笑いたければ笑えばいい。俺は何もしないで、横で笑ってる奴らの何倍も高笑いしてしまうから。

最終的に笑ったやつが勝ちなんですよ。
「幸せ者」勝ち。なんです。


まぁ人生を攻めてほしいことには、もっと理由がある。

この後の旅路で、ニューヨークの地下鉄の事故があったり、マイアミの空港で発砲事件があったり、近くのホテルで爆破予告があって一時大騒ぎになるんだよね。


間一髪で自分が巻き込まれていない状況をよく読むとさ、

「やっぱり人間っていつ死ぬか分からない」んだよね。

プーケット滞在時、テロがあったことも、
コロンビアで同い年のバックパッカーが殺された時も、
マザーハウスで目の前でおじいちゃんが亡くなった時も、
もちろん日本で友人が亡くなってしまった時も。

だから、「今」生きてる俺らは、ちゃんと生きなきゃいけない。向き合わなきゃいけない。

大事なことは、正面から「向き合う」ということ。もっと言っちゃうと、貪欲に「生きる」ということなんですよ。



ノルウェーで行われたヨーロッパカップ第1戦が終わり、一旦このメンバーともお別れです。

このメンバーで過ごした1週間弱。
本当に素晴らしいトレーニングが出来ました。

ようやくこれで、僕も
”ヨーロッパカップにリバース入りした選手”のサポーター。

今まで、こんなサポーターいたでしょうか?

前日レンタルしていた板のエッヂがあまりにもなく、ポールを担いだまま滑落したサポーター。

そんなサポーターの選手がやってくれました!
ワックスやブラシといった目に見えるサポートから、掛ける言葉、気遣いなど、見えないサポート。

そんな小さな小さなサポートから、選手が成績を出してくれる。
こんな嬉しいことはありません。

サポートする側になって、わかったこと。
スキーを通して学べることはまだまだ多いみたいです。

恵美子は22位。
これで、もう1度ヨーロッパカップ25位に入ればワールドカップの出場権を獲得することができます!乞うご期待ですね!!


北欧編!これにておしまい!
明日、オスロから中国・北京へと向かいます!


そうなんです。ヨーロッパから、もう一度!中国へ戻ります!!!笑

飛行機まで時間があったからオスロの街を探索。

本場ノルウェーのサーモンは美味しかったぁ〜!
オスロもクリスマスムード一色で歩いてるだけでハッピー!!

ノルウェーオスロのクリスマスマーケット

”クリスマスマーケット”って言っても、場所によって全然違くて、ここは「トロルの村」みたいなクリスマスマーケット!

北欧の観光地は本当に「アナと雪の女王」みたいでかわいい!!


テントの中はこんな感じ!「アナと雪の女王」思い出すよね!
暖炉もあって凄いあったかい!!はぁ、鍋食べたい...



世界一周 22カ国目 China/中華人民共和国

なんと!22カ国目はチャイナ!!

7ヶ月掛けてヨーロッパまで行ったのに、15時間で戻ってきちゃいました笑


僕も当初の予定では全くなくて、お姉ちゃんが 中国で行われる”FarEast CUP2016”に出場するということで、オスロからコペンハーゲン乗り換えで、北京に着きました!

安心してください!世界一周はします笑
ちゃんとカウントダウンもニューヨークへ行きます!!

何事も臨機応変に動ける男は強いぞ〜!!

そうなんです。臨機応変に動ける男は強い。言葉の通り。その通り。

「人生」なんて、予想だにしないことの連続なんです。ハプニングだらけだし、うまく言ったときは、ラッキーだと思っていい!

問題を解決していくのも、「人生」だ。


知識や知恵ってのは、突然何か大きな問題が起きた時には、役に立たないと思うんだよね。

そういった時は、今まで生きてきた中で得た経験値や精神面が試されると思うんすよ。

僕は、そういった精神面、経験を「旅」を通して培ってきた。きっと、このブログを読んでくれてる人たちは分かってると思うけどね。

旅っていいよ。
旅をオススメしたい理由をあげたらキリがない。

たとえば、

本当に大切な事は、誰にも教えてもらえない。
「自分で気付くこと」だったりする。

今までだってそうだったでしょ?

本当に大切な事は、机の上では学べない。
”友情”だって、”恋愛”だって、なんだって。

学校で教えてもらえるのは、ただの「一般常識」
…常識以外のものは自分で手に入れてきたでしょ?
.
”旅”から教えもらえることは、机の上では絶対に学べないし、計り知れない。

だから、一歩踏み出すことをオススメするよ。


男にとって、相手を説得する言葉、納得させる言葉とは、「経験」から生まれた言葉なのよ。「知識」ではないんだよね。

でもって中国のことかなりサクッとダイジェスト。

中国・万龍で行われた”FarEast CUP2016”回転競技にて、見事2位を獲得することが出来ました!

姉は、2013年(ソチオリンピックの年)にこのスキー場でネットを突き破るほどのクラッシュをしており、前十字靭帯と内側靭帯を断裂してしまいました。

「トラウマになってしまったスキー場を克服する」それは、トップアスリートといえ容易な事ではありません。

初日の練習では、涙を流しながら「怖い...怖くて滑れない。」とつぶやいていた姉。


『その状況下で”出来ること”をする。』



これは、今 2人が掲げているテーマ。
しかし、”怖くて”「滑れない」となると、

出来ることないのよね。そう気付いた僕は、
「じゃあ極論。いま出来ることがなくなったら、やめちゃうの?」と聞くと、


「スタートに立つことくらいは出来る。」


その一言から、少しずつ、少しずつ。
1旗門目はアタックできる。
2旗門目、3旗門目...あそこまでなら攻めれる。
ゴールできる。リスク背負える。勝てる...!

と、短い間だったけど、ポジティブなメッセージを彼女に伝え、最善のサポートをし、2人で勝ち取ったこのリザルト。

初日、ゲート練習がまともに出来なかった選手とは思えぬくらいのフルアタックを2日間。

惜しくも優勝は逃しましたが、両日ともに2本目はラップタイム。

これって凄いことだと思う。

やっぱり「言葉」ってすごい。

人を悲しませるのも、喜ばせるのも、同じ「言葉」なんだよね。そんな「言葉達」を扱える仕事をしていることを、今はすごく誇りに思う。


「言葉たち」...
いくら情熱を持っていて、情報を持っていて、インプットが多くても、アウトプット、つまり「伝えること」が下手な人はダメ。

対人間の場合、特に良くない。
どうしても選手に「頑張れよ」としか言えない。ごめん、どうしても偉そうに聞こえるんだけど、

「人には人にあった言葉たち」ってのがある。


自分が言いたいことと、

相手が聞きたいこと。

それって、当たり前のように同じではない。

自分が言いたいことばかり言って、うまくいく「恋愛」なんてないのと同じで、
(この場合、女性がなんて言われたいかを考えること)

コーチの目的ってのは、「選手」が成績を出すことだと思うんだけど、
(ここで金を稼ぐためとか言ってるようじゃ、まるで、スキーでしか食べていけない人みたいだから、それはなしね)


自分の中にある”感情”をそのまま ぶつけて選手が成績を出すとは限らないわけ。

だから、「言葉選び」ってのはすごく大切だと思う。これはコーチングに限らずね!

我々の目的が何か明確にして、それに人が関わるのであれば「伝える」ことを雑にしちゃ上手くいくものも上手くいかない。

すこし広告論を勉強したり、ライターしてるからって偉そうなんだけど、これは自分が経験して感じた「感情」だから、そういう意見もあるんだ。くらいのスタンスで良い。

今年の2月。胴上げまでしてもらって引退したのに、まさかの出会っちゃう中央大学スキー部。笑
「次 いつどこで会うか分かんないからねぇ〜!バイバーイ!」とか言って、涙の別れをしたのに!笑

久々に後輩たちに「一輝さん」って呼ばれて、なんか懐かしかった!!

僕には、その時代ごとに呼び方があって、
その時代ごとに友達が、その呼び方で呼んでくれるから、

あの頃の思い出が蘇りながら、自分が出来るので、”ニックネーム”の多い人生も気に入っています!

この旅を通して出会った人たちからは「kei」って呼ばれてるけど、
「かづき(小学生から)」「カズキヨ(中学から)」「キヨ(大学から)」好きに呼んでください!!

とゆーことで、ダイジェストまとめ!
につづく!!!